「森岡成好展 」日本酒と焼き菓子の会のご案内

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森岡成好展 君たちはどう生きるのか 」に合わせて12月1日(日曜)に「日本酒と焼き菓子の会」を開催します。

日本酒とお菓子は合うか?「いやお酒と甘いお菓子を合わせるととても美味しいんです」と、川越で焼き菓子の「annon(アンノン)」のご店主 茜さんから勧められて、半信半疑ながら実際に試してみると、なるほどこういうことだったのか!と感動したのでした。この喜びを皆様とも共有したく、森岡成好さんのぐい呑みと森岡由利子さんの白磁皿を使って「日本酒と焼き菓子の会」を開催することにしました。ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。

「日本酒と焼き菓子の会」
12月1日(日曜日)
時間:11時の回、13時の回(各回6名様)
内容:焼き菓子2品、日本酒2杯
会費:2200円
場所:うつわノート(埼玉県川越市小仙波町1-7-6)
申込:うつわノートオンラインストアにてお申込み下さい。

annonの茜さんより
森岡ご夫妻の土のイメージで和歌山と鹿児島の島の食材を使って素朴で味わい深いお菓子にしたいなと思い、埼玉産の全粒粉を使ったスコーンに和歌山の柿のジャムを添えたものと、もう一品は日本酒にチョコレートが合うのでチョコを使ったもの徳之島のラム酒に漬けたドライフルーツのケーキを作ろうかと考えています。日本酒は川越の「すずのや」のご店主 鈴木豪さんにお願いしています。

【森岡成好展 君たちはどう生きるのか】
2024年11月30日(土)- 12月7日(土)
作家在廊日 11月30日
11:00~18:00 最終日は17時迄
11/30 森岡さんご夫妻を囲む宴会(料理:すずのや)
12/1 日本酒とお菓子を楽しむ会 (お菓子:annon)
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6

【略歴】
1948年 奈良県吉野に生まれる
高校・大学時代は登山に没頭
1970年 渡米し映画制作技術を学ぶ
1974年 種子島を訪れ南蛮焼締めに出会う
    和歌山県 天野の地に築窯
国内外の窯場を訪ね土器を学ぶ
1991年 ネパールヒマラヤに登頂
2024年 和歌山県かつらぎ町下天野にて制作

【解説】
「どういうものを作りたいかの前に、どう生きたいのか。」若い作家さんからの問いかけに対する森岡さんの回答です。これはご自身の人生訓でもあるのでしょう。土と炎だけのストレートな焼き物。軽やかに洗練されていく器の文脈の指からこぼれ落ちていく物としての存在感。それは魂だったり、愛だったり、人情や土着から滲み出たような器で、それがかえって時代の対極として新鮮に映ります。和歌山県の高野山の麓にある森岡さんの自宅を訪ねると、いつもそのスケールに圧倒されますが、一方で基本に忠実であり続ける生き方に大いに感化されます。毎日朝早く起きて夕方まで仕事をする。三食の食事をおこたらず、季節ごとの素材を使って料理をする。山や海の恵みを大切にし、手間を惜しまず出汁をとる。複雑に加工された料理や菓子よりも、素材を素直に生かした単純な料理が一番美味しい。毎晩の晩酌は怠らない。本を読み、学び、山を歩き、鳥の声を聞く。多くの人が集い、語り、笑い、歌う。暮らしの一環の中に器づくりがある。原土を掘って薪で焼く。素材が肝心。難しいことはしない。愚直な経験の積み重ね。昔から脈々と人の営みの中にあった仕事。無理のない循環。継続すること。等身大の器。実践こそ言葉。飾らないお人柄。そういう器には嘘が入らない。複雑化した社会構造の中にいると、当たり前の事がなかなか実践出来ないものです。「なんのために生きるの?」と問われているようで心の奥に刺さります。自分へ悔恨でもあり、心の沐浴でもある。そういう文脈のなかで森岡さんの器の意味を感じるのです。店主


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by sora_hikari | 2024-11-24 17:11 | 森岡成好展2024

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