「藤田佳三展 安南安穏」6日目-3

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藤田佳三展」の6日目-3。

藤田佳三さんの「灰釉鉄彩輪花皿」。直径38.5cmあり、今展一番の大きさです。口縁はへらで押した輪花状で、リム部に唐草文を、盤面中心の見込みにはこの皿を象徴する「鳥」が線彫りされています。実在する鳥ではなく中国神話の「鳳凰」のように見えますが、戯画的な絵柄から手塚治虫さんの「火の鳥」を思い浮かべました。ご存知の通り「火の鳥」は古代から未来までを舞台にした壮大な物語で、永遠の命を得られるという火の鳥の血を求めて翻弄される人間の業を描いた哲学的な「漫画」でした。少年から大人に目覚める通過儀礼のような作品だった記憶があり、この大皿を見ていると、宇宙や時間というスケールの中で人間の愚かさを戒める気持ちになります。受け止め方は人それぞれで、あるいはこれを朝鮮民画のような稚拙さの中にある素朴で楽観的な絵柄として見ることも出来るかもしれません。この皿は象徴的に玄関を開けた店内正面に皿立てに据えてあります。

1) 灰釉鉄彩輪花皿 Φ38.5/H6.5cm

【藤田佳三オンラインストア】
https://utsuwanoteshop.stores.jp/
販売期間:6/16(日)23時まで

藤田佳三展 安南安穏
2024年6月8日(土)~15日(土) 会期中無休
11:00~18:00 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

経歴
1963年 京都市生まれ
1982年 京都市銅駝美術工芸高校卒業
1986年 京都芸術短期大学陶芸専攻科修了
1987年 小川文斎氏に師事
1990年 兵庫県丹波立杭にて修行
1993年 京都府亀岡市にて独立開窯
2024年 現在、同地にて制作


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by sora_hikari | 2024-06-13 18:00 | 藤田佳三展2024

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