2024年 06月 09日 「藤田佳三展 安南安穏」2日目

「藤田佳三展」の2日目。本日もご来店頂きありがとうございました。本日時点で展示品は一点ものを中心に36点となっております。

写真は赤絵小服重ね茶碗（二客組）です。藤田さんならではの繊細な赤絵で、羽を広げた鳥と桧垣の文様が描かれています。また緑色の斑紋がアクセントとなり、地の白と赤い線と相まって色彩を引き立たせています。

重茶碗（かさねぢゃわん）というと連客の多い茶席で二碗重ねて使うお点前がありますが、藤田さんのこれは小服サイズの重ねになっており、茶箱に組んで旅茶碗としてお使い頂くことを想定したものです。茶箱に合わせてお仕覆を誂えて頂くと一層愛着が湧くかと思います。また小サイズゆえに日々の一服にもご利用ください。

赤絵小服重ね茶碗（二客組）　

内碗：口径10.7/高さ6cm　

外碗：口径10.7/高さ7cm

重ね時：高さ8.7cm

藤田佳三展 安南安穏

2024年6月8日（土）～15日（土） 会期中無休

11:00～18:00 最終日は17時迄

ギャラリーうつわノート

埼玉県川越市小仙波町1-7-6

経歴

1963年 京都市生まれ

1982年 京都市銅駝美術工芸高校卒業

1986年 京都芸術短期大学陶芸専攻科修了

1987年 小川文斎氏に師事

1990年 兵庫県丹波立杭にて修行

1993年 京都府亀岡市にて独立開窯

2024年 現在、同地にて制作