「中村志野展 木に宿る仏性」5日目-4

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葡萄の蔓と実の下にいる栗鼠(リス)が線彫りされた香合(丸形の蓋物)です。葡萄と栗鼠の組み合わせは、古くは中国由来の吉祥文で、日本でも多く描かれたり彫られてきた文様だそうです。豊穣や子孫繁栄を意味し、武家社会では葡萄=武道、リス=律すると読み替えて縁起を担いでいたそうです。

中村志野さんのこの軽やかな彫刻刀さばきの図柄を見ると、そういう難しい話は知らなくとも、素直に愛着の沸く箱だと思います。香合だけでなく、いろいろイメージを膨らませてお使い頂ければと思います。

葡萄に栗鼠 香合
サイズ Φ8/H3cm
材と仕上げ等 桂

【中村志野展オンラインストア】
販売期間:5/29 20:00~6/2 23:00迄

【中村志野展 木に宿る仏性】
Exihibition of Shino Nakamura "The Buddha Nature in Trees"
2024年5月25日(土)~6月1日(土)
11:00~18:00 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

略歴
1984年 青森県生まれ
2008年 金沢美術工芸大学彫刻専攻卒業
2013年 東京藝術大学大学院博士号を取得
2013年 東京藝術大学にて助手(1年間)
2014年 東京藝術大学にて技術職員(1年間)
2015年 石川県挽物轆轤技術研修所にて挽物を学ぶ
2019年 石川県加賀市山中温泉にて独立
2024年 現在同地にて仏像彫刻や木工作品を制作




by sora_hikari | 2024-05-29 12:19 | 中村志野展

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