「太田修嗣展 確かなるもの」5日目

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太田修嗣展 確かなるもの」の5日目。

太田修嗣展オンラインストアは本日5/15 20時よりご利用頂けます。関心のある方はどうぞご覧ください。尚店頭でも同時に販売しておりますので先に売約済になる場合がございます。

Shuji Ota Exhibition Online Store is available from today, May 15, 20:00. Please take a look if you are interested. Please note that some of the items may be sold out before the store as they will also be available at the storefront.

【太田修嗣オンラインストア】
https://utsuwanoteshop.stores.jp/
販売期間:5/15 20:00-5/19 23:00迄

写真は、船枻(せがい)盆と名付けられた7寸弱の皿(黒根来と洗朱)と、4.5寸の取り皿(黒根来と洗朱)です。船枻(せがい)とは和船の両側の舷に渡した板の呼び名ですが、横から見たときに少し弓なりに反った舟のような形状から太田さんが名付けた呼称です。

この船枻盆に限らず、太田さんの皿や盆は外周の楕円と見込み部の円を二重で構成し、その削りの高低差によって僅かに変化を与える造形がよく見られます。正円のようなスタティックな形ではなく、円を少しずらすことで整数では割り切れない変位を表すことで、木地から削り出す自己の感覚を表現しているように思います。つまりは類例を見ない形に繋がる訳ですが、しかし行き過ぎない抑制も利いていて、その隠れた主張を読み取ることもまた面白く思います。

普通に見せながら、意外性を含んだバランス感覚の妙とでも言いましょうか。盛り付けたお料理やお菓子を、この小さな円形舞台でどう演ずるか。それは手渡された側(使う人)の愉しみでもあるでしょう。

太田修嗣展 確かなるもの 
2024年5月11日(土)~18日(土)
11:00~18:00 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

略歴
1949年 愛媛県松山市生まれ
1981年 鎌倉・呂修庵にて塗師の仕事を始める
1983年 村井養作氏に師事 蒔絵や変り塗りを学ぶ
1987年 神奈川県厚木市にて独立
1987年 ろくろ・指物・刳物一貫制作の工房を開く
1994年 愛媛県広田村(現・砥部町)に移転
2024年 現在 同地にて制作

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by sora_hikari | 2024-05-15 18:00 | 太田修嗣2024

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