「太田修嗣展 確かなるもの」3日目

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太田修嗣展 確かなるもの」の3日目。

本日より太田修嗣展オンラインストアの準備を進めております。明日5/14夕刻よりプレビューする予定です。詳細はあらためてご案内します。

今展では太田さんの盆や折敷が充実しております。写真でご紹介するのは堂々とした拭き漆仕上げのものです。鉋(かんな)目や、鑿(のみ)の斫り(はつり)痕を残して、躍動感のある木の表情を生かしています。モノクロ時代の黒澤映画のごとく、野趣あふれる肉感的な輪花盆、鎌倉武士のように質実剛健な丸盆、あるいは折敷など黒々とした色調により重厚に見えますが、実際に手にすると意外にも軽やかで、縁の視覚的な残し方、全体の厚さなど太田さんの身体感覚で調整されていることが伝わってくる妙妙たる食や茶の席のバイプレイヤーなのです。

28) 拭漆輪花盆(鎹止め) Φ36/H3.5cm
29) 拭漆鉋目丸盆 Φ34/H3.5cm
33) 拭漆斫り折敷 W33/D29/H2.5cm
31) 拭漆鉋目長角盆 W42.5/D25/H2cm
30) 拭漆斫り尺盆 W30/H2.8cm

太田修嗣展 確かなるもの 
2024年5月11日(土)~18日(土)
11:00~18:00 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

略歴
1949年 愛媛県松山市生まれ
1981年 鎌倉・呂修庵にて塗師の仕事を始める
1983年 村井養作氏に師事 蒔絵や変り塗りを学ぶ
1987年 神奈川県厚木市にて独立
1987年 ろくろ・指物・刳物一貫制作の工房を開く
1994年 愛媛県広田村(現・砥部町)に移転
2024年 現在 同地にて制作

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by sora_hikari | 2024-05-13 18:25 | 太田修嗣2024

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