「太田修嗣展 確かなるもの」2日目

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太田修嗣展 確かなるもの」の2日目。

今年の2月に地元の木材市場で出会った栗の木に惚れ込んで、どうしても今展に間に合わせたくて作り足したという合鹿大椀。胴部は木目の透ける溜塗り、内側は黒で仕上げた威風堂々とした大椀です。素材から触発されて形にしたくなる。木材市場に行ったことはありませんが、人の寿命を超える堂々とした木との出会い。そこから何を彫り出すのか、彫らなければならないのか。自然素材を扱う工芸に限らず、料理人も大いにそういう気持ちから発するものでしょう。惚れた素材から生み出されたひと椀。そんな気持ちが籠ったものはいいですね。

太田修嗣展 確かなるもの 
2024年5月11日(土)~18日(土)
11:00~18:00 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

略歴
1949年 愛媛県松山市生まれ
1981年 鎌倉・呂修庵にて塗師の仕事を始める
1983年 村井養作氏に師事 蒔絵や変り塗りを学ぶ
1987年 神奈川県厚木市にて独立
1987年 ろくろ・指物・刳物一貫制作の工房を開く
1994年 愛媛県広田村(現・砥部町)に移転
2024年 現在 同地にて制作

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by sora_hikari | 2024-05-12 18:00 | 太田修嗣2024

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