「太田修嗣展 確かなるもの」5月11日(土)より

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5月11日(土)から始まる「太田修嗣展 確かなるもの」の出品物です。

こちらは二重の楕円で囲まれた拭き漆の脚付き盤です。太田さんによる名称が「捧盤」とありますが、少し立ち上がった両側の縁を手で持ち抱えると、確かに神前に捧げる気持ちになります。いわば神事で使われる神饌を捧げる三方のような意識が生まれるのかもしれません。

太田さんが鎌倉で修業をしていた若い頃は、古い寺院をよく見に行っていたそうです。昔の寺には庫裏と呼ばれる台所があり、仏前に供える食事や僧などの食事を整える場所でした。そこで使われた什器は膳や漆器もあり、人工照明のない薄暗い中で見ると「食」の厳かな当時の風景が思い浮かびます。

この拭漆捧盤も時代を超えて「食」や「茶」に纏わる場で、神聖な気持ちが生まれるように思います。

拭漆捧盤 W40/D28/H6.5

太田修嗣展 確かなるもの 
2024年5月11日(土)~18日(土)
作家在廊日 5月11日 
11:00~18:00 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

略歴
1949年 愛媛県松山市生まれ
1981年 鎌倉・呂修庵にて塗師の仕事を始める
1983年 村井養作氏に師事 蒔絵や変り塗りを学ぶ
1987年 神奈川県厚木市にて独立
1987年 ろくろ・指物・刳物一貫制作の工房を開く
1994年 愛媛県広田村(現・砥部町)に移転
2024年 現在 同地にて制作

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by sora_hikari | 2024-05-04 18:00 | 太田修嗣2024

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