「中田光展 文人茶」5日目-2

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中田光展 文人茶」の4日目。

中田光さんの焼締め泡瓶(ほうひん)2選です。泡瓶(あるいは宝瓶)は把手のない急須のこと。煎茶や玉露の旨味を引き出すのに向いています。

ひとつは黒い蓋をベレー帽のように載せたワインカラー。胴部の軽やかな線彫り文や萎みの口造りが特徴的です。もうひとつの「如意頭」泡瓶は、炭化黒でツマミがユニークです。このツマミ部が「如意頭」と呼ばれる僧侶が読経の際に使うわらび型の仏具である如意の形に似ているためです。因みに「如意(にょい)」とは、物事が自分の思うままになることを言いますが、本来は孫の手の様に背中を掻く道具で、意の如く痒い所に届くので、如意と呼ぶそうです。言葉というのは意味を辿ると面白いものです。

オンラインストアでご紹介する予定です(※店頭で先に売約済になる場合がございます)

45) 南蛮泡瓶(共箱) 140ml/W10.0/D8.3/H7.5cm
44)南蛮如意頭泡瓶 100ml/W9.0/D8.0/H7.5cm

中田光展 文人茶
2023年12月16日(土)~23日(土)
作家在廊日 12月16日
11:00~18:00 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

プロフィール
1983年 神奈川県生まれ
2006年 武蔵野美術大学 デザイン情報学科卒
2008年 武蔵野美術大学大学院 陶磁専攻修了
2013年 群馬県桐生市に築窯
2023年 現在同地で製作

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by sora_hikari | 2023-12-20 12:00 | 中田光展2023

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