「安永頼山展古唐津再考」4日目 : うつわノート

2023年 10月 24日

「安永頼山展古唐津再考」4日目

安永頼山展オンラインストアをプレビューしました。明日10月25日（水）20時から10月29日（日）23時までご利用頂けます。短い期間のご案内となりますが関心のある方はどうぞご覧ください。尚、店頭でも同時に販売しておりますので、先に売約済みなる場合がございます。あらかじめご了承ください。

写真は安永頼山さんの皮鯨茶盌2選です。皮鯨（かわくじら）とは、口縁にぐるりと鉄顔料が施されている唐津焼の呼称です。かつて唐津地方でよく食していた鯨の皮身のように見えることが由来になっています。他の産地では同種の装飾を「口錆」や「口紅」と称することもあります。

頼山さんのこの皮鯨手は、重心を下げた薄墨色の渋い肌合いのもの(No.23)と、胴をすっと立ち上げて口縁を反らしたやや艶のあるもの(No.25)があります。まるで老僧のごとき積日の相。使って育てていくことで更なる深みが増すことでしょう。

オンラインストアでもご紹介しております。

23)皮鯨茶盌 Φ14.4/Ｈ7.2cm　共箱

25)皮鯨茶盌 Φ11.9/Ｈ7.8cm　共箱

安永頼山展古唐津再考　

2023年10月21日（土）～28日（土）会期中無休

11:00～18:00 最終日は17時迄

ギャラリーうつわノート　

埼玉県川越市小仙波町1-7-6

プロフィール

Raizan Yasunaga Profile

1970年島根県益田市生まれ

2001年田中佐次郎氏に師事

2003年藤ノ木土平氏に師事

2008年登り窯を築窯し独立

2013年田中佐次郎氏命名の「頼山」に改名

2023年現在、佐賀県唐津市北波多にて制作