「梶原靖元展 焼物漫遊記」 開催のお知らせ

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5月27日(土)~6月3日(土)まで開催する「梶原靖元展 焼物漫遊記」のご案内です。

唐津の奇才、梶原靖元さんの4回目となる展示会です。古唐津の定説を疑い、かつて陶工たちが行った土作りから窯の焚き方を研究し、その基本原理に倣って当時と同じものを再現する。周囲の評価に執心することなく、自分の仮説を信じて結果を生み出す。その古唐津の再現は多くの人に評価されるも、そのルーツである韓国や中国の古陶を求めて唐津に留まらない焼き物に向かう。さらに近年は日本国内を旅しながら収集した土を焼いて再生する。一見すると自由きままに焼き物を作っているように思えますが、きっと梶原さんの関心は唐津で体得した焼き物のセオリーを産地や国を超えて再確認しようとしているのでしょう。普通なら評価された売れ線を広げていくものですが、梶原さんはするりとかわすように反復を固辞し、さあどうだとこちらが試されているような気がするのです。なかなか掴みどころのない作家さんですが、今度は何を言わんとしているのか、それを読み解こうとする奇特な支持者も多いのです。今展では諸国を旅して入手した土による新たな焼物漫遊記を楽しめそうです。店主

梶原靖元展 焼物漫遊記  
2023年5月27日(土)~6月3日(土)会期中無休
作家在廊日 5月27日
営業時間 11:00~18:00 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

プロフィール
1962年 佐賀県伊万里市生まれ
1980年 唐津焼太閤三ノ丸窯に弟子入り
1986年 京都 平安陶苑にてクラフトを習う
1989年 大丸北峰氏に師事して煎茶道具を習う
1997年 佐賀県唐津市相知町に穴窯築窯
2023年 現在、唐津市相知町佐里にて作陶

写真作品
(表面)
青い羽(蓮華) W13/D6.5/H3cm
珠洲片口 φ12.5/H6cm
斑々板皿 W24/D12/H1.5cm
壱岐木炭土盃 φ7/H4cm
五合庵陶石盃 φ8/H3cm
(宛名面)
古染平皿 径13・高さ3cm


by sora_hikari | 2023-05-21 18:00 | 梶原靖元展2023

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