「畑中篤展 TYPOGRAPHY」3日目

畑中篤展 TYPOGRAPHY」の3日目。

畑中篤さんらしい数理的な造形の片口です。半磁器土を丹念に削り出して模様を施しています。縦長片口は、折り紙をヒントにした人工衛星の太陽光パネルのような稜線で構成されており、リズミカルな幾何学的パターンが目を引きます。また口細と胴丸の方は、布が風になびくようなドレープ状の模様が美しい陰影を描きます。刻文は鋳込みによるものではなく、ひとつひとつ手で削り出されており、手間のかかる作業を経ています。表面は薄く釉薬がかかっていますが光沢を抑えたマットな仕上げで、内側は淡い緑色を帯びた清涼な色合いです。茶を配る茶海や湯冷ましとして、またきりっとした清酒も美味しいでしょう。

#60 白刻縦長片口(内淡緑釉)φ8/H9.5cm/200cc
#59 白刻口細長片口(内淡緑釉)W15/H8.5cm/200cc
#61 白刻胴丸片口(内淡緑釉)φ8.5/H7cm/150cc

現在オンラインストアの準備をしており、5/16の夜からプレビュー、5/17から購入手続きスタートの予定です。

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畑中篤展 TYPOGRAPHY
2023年5月13日(土)~20日(土) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

プロフィール
1979年 奈良市生まれ
2003年 京都市立芸術大学 工芸科卒業
    元興寺文化財研究所入所(~2005)
2005年 陶芸家 吉川正道氏に師事
2007年 独立 愛知県常滑市にて制作活動開始
2008年 名古屋芸術大学非常勤講師(~2014)
2010年 制作拠点を奈良に移し、現在に至る

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by sora_hikari | 2023-05-15 17:36 | 畑中篤展

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