「森岡成好展 うつわと言葉」12月3日(土)より


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12月3日から始まる「森岡成好展 うつわと言葉」を準備中です。

種田山頭火の「分け入っても分け入っても青い山」の句が彫られた扁壷。窯の中で流れた自然灰と溶け合った言葉が胸を打ちます。安定感のある形は道祖神のようにも見えます。道なき道は果てしなく続く。それは苦行なのか、あるいは終わりのなき探求なのか。でもシゲさんがこの句を書くと、もっと開放的な印象をもちます。森岡さんは山頭火のような型にはまならい自由律の句が好きだそうですが、きっとご自身の生き方と重なるところがあるのでしょう。

森岡成好 展 うつわと言葉
2022年12月3日(土)~11日(日)
※在廊はなくなりました。
11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6 

略歴
1948年 奈良県生まれ
1970年 米国で映画製作技術を学ぶ
1973年 和歌山県天野に築窯
2022年 和歌山県かつらぎ町にて制作

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上段
世阿弥「花」
種田山頭火「分け入っても分け入っても青い山」
「窯鳴 火炎 照我」
良寛「天上大風」

下段
種田山頭火「しぐるる土をふみしめてゆく」
松尾芭蕉「格に入り、格を出でて初めて自在を得べし」
吉田一穂「鳥跡汀 拾流木 焼魚介 勺濁酒 濤声騒 波蝕洞」
「一所不住」


by sora_hikari | 2022-11-30 18:09 | 森岡成好展2022

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