「森口信一展 我谷盆と五様の彩り」7日目

森口信一展 我谷盆と五様の彩り」の7日目。

会期は残すところあと2日となりました。最終日の11/27は17時で終了させて頂きます。現在の展示品は50点を割っており、通常3部屋を2部屋にまとめてご案内しております。森口信一さんの我谷盆は既にありませんが、お盆以外に大物など13点をご覧いただけます。また5人の作家さんの内、柿野茜さんのガラス器も売約済となりました。日渓さんの半球スプーン2点、藤田さんの片口・酒呑7点、橋爪さんの急須・茶壺4点、小原さんの茶器・茶杓・小皿22点となります。週末のお出掛けの参考にして頂ければと思います。(※オンラインでもご紹介しておりますので点数は変わる場合がございます)

本日ご案内するのは小原ゆかりさんの銀製の茶杓3選です。

茶杓は一般的には竹を削って作りますが、小原さんは純銀を叩いて作っています。時に象牙や現代作家のガラス、彫漆、鼈甲も見られますが、金属製の茶杓を作る作家は希少な存在です。金属の茶道具は涼を感じるので特に夏に好まれますが、銀は雪の白に見立てて冬や洋風の取り合わせにも合うでしょう。また茶箱は自由な個人の楽しみなので、金属の茶杓や匙をお使いになる方もいらっしゃるようです。お点前で茶杓でお茶を掬った後に茶碗の縁ではたく動作がありますが、銀は柔らかな素材のため加減さえあれば気になることはありません。

【南鐐蓮弁細茶杓】
滑らかな蓮弁形の櫂先とひたすら叩いて細くした柄の対比が美しい茶杓です。純銀は柔らかい素材ですので、塊からしっかり叩いて強度を出し、竹では作れない金属ならではの形を目指しました。糸のように細く繊細な茶杓、七夕の趣向や中国茶の茶杓としてもお使いいただきやすいと思います。

【南鐐中節茶杓】
こちらは純銀の板を即興で叩いたり曲げたりして仕上げた形です。型を使っていないので、同じものはひとつしてなく、偶発的に生じる地金の形や表情をお楽しみいただけます。節上は竹茶杓の樋のように内側に曲げ、節下は反対に上面が凸になるように曲げることでより竹の雰囲気に近くなっています。


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【森口信一展オンラインストア】
販売期間:11月27日 23時まで
Sales period: Until November 27, 23:00 (JST)
https://utsuwanoteshop.stores.jp/

森口信一展 我谷盆と五様の彩り 
2022年11月19日(土)~27日(日)  
日渓美佐江・藤田毅・小原ゆかり・柿野茜・橋爪香代
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

森口信一略歴 Shinichi Moriguchi 
1952年 北海道生まれ
1977年 京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業
1987年 黒田乾吉氏より拭漆の講習を受ける
2000年 我谷盆の研究・制作を始める
2016年 石川県風谷町に「風谷アトリエ」開設
2022年 京都西山アトリエと石川県風谷アトリエで制作


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by sora_hikari | 2022-11-25 17:34

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