2022年 10月 05日
「吉田佳道展 竹の構造美」10月8日(土)より
10月8日(土)から始まる「吉田佳道展 竹の構造美」の出品物です。
櫛目広口竹花籠 幅17・奥行18・高さ29cm
直立する櫛目に編まれた細身の筒が、上部で一気に解放されて広がる竹の空間。密と疎の対比が美しい竹花籠です。上部の空間を包む領域は、湾曲したカーブで囲まれ、重なり合う線がモアレ状に視覚を惑わせます。それはケーブルで吊られた斜張橋(しゃちょうきょう)のような物理的な美しさと、ハープのようなエレガントさを併せ持っています。ミニマルな造形の緊張感と、編み目や接合部のディテールに凝縮された手仕事の美しさです。細身ですが、筒の下には鉛の錘が入っており、花を入れても安定して自立します。吉田佳道さんの竹籠の美学を象徴する作品です。
吉田佳道展 竹の構造美
2022年10月8日(土)~10月16日(日) 会期中無休
作家在廊日 10月8日・9日
営業時間 11:00~18:00 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6
049-298-8715 utsuwanote@gmail.com
吉田佳道(よしだ・よしみち)プロフィール
1962年 大阪府生まれ
1988年 大分県別府にて竹工芸を学ぶ
1993年 長野県安曇野市にて独立
2022年 現在、同地にて制作
by sora_hikari | 2022-10-05 17:36 | 吉田佳道展2022