「松本郁美展  西方見聞録 」9/24(土)より

9月24日(土)から始まる「松本郁美展  西方見聞録 」の出品物のご紹介です。

加彩騎馬女陶俑 幅18・奥行6.5・高さ22cm

今展の招待状の表紙に載せた唐代美女と思しき騎馬像です。胸に手をあてシルクロードの西方を見つめる姿は、これからに向けた作者の意志でもあるように思え、また駱駝ならずとも「月の砂漠」のような幻想的な旅の景色も浮かんできます。

陶俑(とうよう)とは中国で長くに渡って作られた副葬品です。生前同様に主君が黄泉の国で豊かに暮らせるように願って作られたフィギュアですが、もちろん現代に於いてその役割はなく、むしろ人の願いを昇華させた祈りの像として捉えるのが相応しいかもしれません。

古典を写す行為は、再生や反復であると同時に、その形を借りて、今現在の自分の心情にどう響くのかという確認作業でもあるでしょう。その作者の思いをどう受け手が自分自身の意味に置き換えることができるのか。あるいは直感的な衝動が湧き起こるのか。その意味が変換される邂逅こそが、こういう展示品の役割だと思います。


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松本郁美展  西方見聞録  
2022年9月24日(土)~10月2日(日) 会期中無休
作家在廊日 9月24日・25日
営業時間 11:00~18:00  最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6
utsuwanote@gmail.com

略歴
1978年 静岡県生まれ
2001年 成安造形大学環境デザイン科卒業
2009年 京都府立陶工高等技術専門校卒業
2012年 京都市産業技術研究所釉薬実務修了
2017年 景徳鎮陶瓷大学にてレジデンス
2018年 滋賀県甲賀市に築窯
2022年 現在同地にて制作

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by sora_hikari | 2022-09-22 18:20 | 松本郁美展

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