「松本郁美展  西方見聞録 」開催のお知らせ

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9月24日(土)から10月2日(日)まで開催する「松本郁美展  西方見聞録 」のお知らせです。

胸に手を当て遠くを見つめ馬に跨る女性。何を思い、どこへ向かおうとしているのでしょう。唐代の美女と思しき顔立ちの騎馬陶俑。詩情溢れる異国の風景が浮かびます。滋賀県甲賀市の松本郁美さんによるものです。

中国の古い陶磁器、それも掻き落とした鉄絵で知られる宋代の磁州窯に憧れると聞きました。同時代の峻厳とした定窯に比べて、民窯らしい柔らかな磁州窯は、なるほど松本さんの作風に繋がるのだと納得します。見ての通り中国を始めとする異国情緒のある絵柄に、柔らかな白が特徴的です。しかし忠実に中国の古典を追うのではなく、中国からペルシャまでのオリエンタリズム、阿蘭陀のデルフトや南仏の民陶、東洋趣味のシノワズリも織り交ぜ、松本さんが現代の暮らしに合わせて昇華させた独自の世界です。

日頃「かわいい」と作品を評されることも多い中、弊店ではやや渋めの作風に絞ってご覧頂こうと思います。日本から中国、ペルシャ、欧州へとシルクロードを辿るように西方に向かって時代と様式が混在する今、馬上の彼女は、これからをみつめる松本さんの自刻像にも思えてくるのです。店主

松本郁美展  西方見聞録  
2022年9月24日(土)~10月2日(日) 会期中無休
作家在廊日 9月24日・25日
営業時間 11:00~18:00  最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6
utsuwanote@gmail.com

略歴
1978年 静岡県生まれ
2001年 成安造形大学環境デザイン科卒業
2009年 京都府立陶工高等技術専門校卒業
2012年 京都市産業技術研究所釉薬実務修了
2017年 景徳鎮陶瓷大学にてレジデンス
2018年 滋賀県甲賀市に築窯
2022年 現在同地にて制作

写真
(表面)
加彩騎馬女陶俑 幅18・奥行6.5・高さ22cm
(宛名面)
ペルシャ人物文鳥首水注 高さ26・胴径14cm
人文掻落六角茶壷 高さ11・胴径8cm
掻落六角茶壷 高さ11・胴径8cm
灰釉色絵茶壷 高さ8・胴径7.5cm


by sora_hikari | 2022-09-17 18:00 | 松本郁美展

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