2022年 08月 03日
「沢田重治と外池素之展 常滑古今」5日目-2
「沢田重治と外池素之展 常滑古今」の5日目-2。
沢田重治と外池素之展のオンラインストアを公開しました。ご利用は8月3日(水)20時~8月7日(日)23時までとなります。尚、店頭でも同時販売しておりますので、先に売約済みになる場合がございます。何卒ご了承ください。
写真は沢田重治さんの三筋壷4選です。三筋壷(さんきんこ)とは、平安末から鎌倉時代に作られた古い壺で経筒や蔵骨器に使われました。常滑焼の古陶を代表するもので、三本の筋は五輪塔の「空風火水地」を表現している説や、木製桶の箍(たが)を装飾化したもの、あるいは中国陶磁の模倣説があるようです。沢田さんの三筋壷は形や大きさはこれに倣うものですが、焼成は薪窯ではなく、ガス窯あるいは重油窯による甕を焼いていた方法です。口から肩に流れた灰被りがこれらの壷を特徴づけています。サイズは高さ26cmから29cmほどで、部屋の中で花を受けるには良いサイズです。
写真順)
#29 三筋壷 (高さ26cm)22,000円
#23 灰被三筋壷 (高さ28cm)27,500円
#30 灰被三筋壷 (高さ25.5cm) 22,000円
#25 鉄釉掛三筋壷 (高さ29cm)27,500円
沢田重治と外池素之展 常滑古今
Tokoname Past and Present
2022年7月30日(土)~ 8月7日(日)
営業時間 11:00~18:00 最終日は17時まで
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6
沢田重治(さわだ・しげじ)略歴
1906年(明治39)江戸時代から続く窯元「丸四」の長男として常滑で生まれる。
1920年(大正9) 14歳で常滑高等小学校を卒業後、家業(製陶業)を継ぐ。
当時常滑で主流であった土管や建築陶器よりも江戸時代の伝統を引き継ぐ甕や壺などの大物造り一筋に作陶を続ける。
1969年(昭和44)60歳 長男に家業を譲り、より一層大物造りに専念する。
1979年(昭和54)70歳 伝統工芸士認定される。
1982年(昭和57)73歳 に認定される。
1986年(昭和61)77歳「勲七等青色桐葉章」を授与。
1999年(平成11)92歳 老衰により鬼籍に入る。
外池素之(トノイケモトユキ)略歴
1992年 愛知県大府市 生まれ
2014年 愛知大学 地域政策学部 卒業
2014年 広告代理店勤務
2019年 とこなめ陶の森 陶芸研究所 修了
2022年 常滑を拠点に製作活動
by sora_hikari | 2022-08-03 19:50 | 沢田重治・外池素之展