2022年 08月 02日
「沢田重治と外池素之展 常滑古今」4日目
「沢田重治と外池素之展 常滑古今」の4日目。
「沢田重治と外池素之展」のオンラインストアのプレビューを開始しました。ご購入手続きは、8月3日(水)20時~8月7日(日)23時まで承ります。尚、店頭でも同時に販売しておりますので、先に売約済になる場合がございます。何卒ご了承下さい。
写真は外池素之さんの灰釉を掛け分けた皿です。土は中部地方(常滑、瀬戸、岐阜)の原土をベースに、いくつかをブレンドしています。その上に木灰(檜、樫、いちじく、藁、雑灰など)を釉薬に用い、施釉の際に二種以上を掛け分けることで、焼成の段階で天然の木灰の含有する成分が土と溶け合い、複雑な景色を描きます。手法は作為的ですが、素材の変数によって引き起こされる結果は、作為を超えた自然現象です。その景色は、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた宇宙のガス星雲のようでもあり、神の手による神秘的な世界に引き込まれます。
写真順
#83 掛分け盛皿 Φ23.5/H5 cm
#84 白土掛分けリム皿 Φ25.5/H3.5 cm
#68 掛分けパスタ皿 Φ23/H6 cm
#11 掛分け平皿 Φ22.5/H3.5 cm
沢田重治と外池素之展 常滑古今
Tokoname Past and Present
2022年7月30日(土)~ 8月7日(日)
営業時間 11:00~18:00 最終日は17時まで
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6
沢田重治(さわだ・しげじ)略歴
1906年(明治39)江戸時代から続く窯元「丸四」の長男として常滑で生まれる。
1920年(大正9) 14歳で常滑高等小学校を卒業後、家業(製陶業)を継ぐ。
当時常滑で主流であった土管や建築陶器よりも江戸時代の伝統を引き継ぐ甕や壺などの大物造り一筋に作陶を続ける。
1969年(昭和44)60歳 長男に家業を譲り、より一層大物造りに専念する。
1979年(昭和54)70歳 伝統工芸士認定される。
1982年(昭和57)73歳 に認定される。
1986年(昭和61)77歳「勲七等青色桐葉章」を授与。
1999年(平成11)92歳 老衰により鬼籍に入る。
外池素之(トノイケモトユキ)略歴
1992年 愛知県大府市 生まれ
2014年 愛知大学 地域政策学部 卒業
2014年 広告代理店勤務
2019年 とこなめ陶の森 陶芸研究所 修了
2022年 常滑を拠点に製作活動
by sora_hikari | 2022-08-02 19:32 | 沢田重治・外池素之展