「松田苑子・黒木紗世 二人展 花の記憶」7/16(土)より

7月16日(土)から始まる「松田苑子・黒木紗世 二人展 花の記憶」のご案内です。(初日7/16の入店は予約制です。現在受付中です)

写真は松田苑子さんの作品です。今展では約40点の出品を予定しております。

京都府で制作する松田苑子さんは、ひとつひとつ手作りした石膏型にガラスを鋳込んで箱を作っています。型から取り出した後に自ら描き起こした草花の模様をマスキングし、サンドブラストで彫り込んでいきます。石膏型は1回しか使えず、また模様を浮き立たせるために時間のかかる地道な作業が続きます。そうして出来たガラスの箱はまさに一点もの。用途を限定していませんが、「大切なもの」を入れて欲しいと願っています。「ときの箱」と名付けた作品にジュエリーや茶葉などの他に、へその緒、遺族の遺骨などを入れるとお客様から聞き、作る側の想像を超えた使い方を知ると、当初は空っぽの箱が使う人ごとに意味が生まれ、作り手と使い手の時間が交錯することで箱に生命が吹き込まれるのです。今展は針描き技法で植物をモチーフにした漆器を作る黒木紗世さんとの二人展になります。素材は異なりますが、お互いに「花の記憶」を刻む作品が同じ空間で響き合う展示会です。店主

写真順)
ときの箱 茶の花 幅5.9 奥行5.1 高さ3.4cm
ときの箱 文月稲穂文 径5.89 高さ3.36cm
ときの箱 三角花 幅5.41 奥行4.77 高さ3.59cm
ときの箱 松雲文 幅4.85 高さ3.59cm
ときの箱 文月文 径5.83 高さ3.36cm
ときの箱 三角花 幅5.8 奥行5.06 高さ2.74cm



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松田苑子 略歴
1986年 福岡県生まれ
2011年 多摩美術大学工芸学科ガラスプログラム卒業
2013年 東京藝術大学大学院修士課程ガラス造形修了
2015年 金沢卯辰山工芸工房修了
2022年 現在、京都府南部にて制作


松田苑子のガラス箱、黒木紗世の漆器 花の記憶
2022年7月16日(土)~24日(日) 
*初日7月16日は予約制になります。申込方法はこちら をご覧ください。
作家在廊日 7月16日・17日
営業時間 11:00~18:00 最終日は17時まで 
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 

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by sora_hikari | 2022-07-12 18:00 | 松田苑子・黒木紗世展

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