「西垣聡ガラス展 Bogie」開催のお知らせ

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6月18日(土)から6月26日(日)まで開催する「西垣聡ガラス展 Bogie」のご案内です。

ボギーのごとくハードボイルドに決めて欲しいグラス。差がつく男のギア、、という謳い文句はかなり古いですが、ナイフ・時計・カメラ・アウトドア用品などありました、そんな感覚。厚く吹いたガラスを根気良く削り出したグラスやショットグラス、そして新作のゴブレット。見た通り「鋲(びょう)」のような凹凸が特徴で、パンクファッションで使われるスタッズのようであり、調和的な優しさよりも、所有物としての存在感が光るギア感覚が良いのです。昨今は生活に溶け込む角の立たないガラス器が尊ばれる中で、敢えて刺々しく角の強い造形を前面に押し出したモノの在り様を問うガラスとも言えるでしょう。

生まれは京都。地元で美容師の職を経て、富山ガラス造形研究所で基礎を学んだ後に助手。さらに金沢卯辰山工芸工房で作家として独自スタイルを築きました。ガラス作家にとってガラス研、卯辰山は美術工芸のメッカであり、日用のガラスよりも美術、オブジェ寄りの作品志向の強いイメージがありますが、このスタッズグラスに見られるように、西垣さんのガラスは実用+スタイルを求めた「かっこ良さ」が特徴です。それは所有する人の満足感=物欲に直結するストレートな表現だと思います。

2020年に富山県から長野県北安曇野郡に居を移して、弊店で二回目となる個展です。どうぞご高覧ください。店主

西垣聡ガラス展 Bogie
2022年6月18日(土)~26日(日) 
営業時間 11時~18時 最終日は17時迄 
作家在廊日 6月18日
ギャラリーうつわノート 
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

プロフィール
1984年 京都生まれ
2011年 富山ガラス造形研究所 造形科 卒業
2011年 富山ガラス造形研究所 助手
2014年 金沢卯辰山工芸工房 入所
2021年 長野県池田町にて「touca」を設立
2022年 現在、同地にて製作

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by sora_hikari | 2022-06-13 18:00 | 西垣聡展2022

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