2021年 12月 24日
「岡崎真奈美展 布伝説」7日目
「岡崎真奈美展 布伝説」の7日目。
抽象的な模様が美しい中国トン族(幅72×長さ83cm)、ミャオ族(幅19×長さ135cm)の織物。
織物の模様は今や当たり前過ぎて見ただけではさほど感動を覚えませんが、考えてみれば細い経糸と緯糸の組み合わせだけで複雑なパターンを形成するのは数学的な思考も必要になるすごい技術です。1801年に開発されたジャガード織機の0と1(穴ナシと穴アリ)を組み合わせたパンチカードシステムは、イギリスの数学者チャールズ・バベッジによるコンピュータの原形となる機械式計算機に応用されたと言います。これを手作業によって豊かな模様を生み出してきたこのような民族布を見ると、織物が積み上げてきた歴史の重さを感じるのです。
※12/25(土)、26(日)はギャラリー前の道路補修工事があるため駐車場がご利用頂けません。車でいらっしゃる場合は近隣の民間駐車場にお停め下さい。





岡崎真奈美展 布伝説
Manami Okazaki The Legend of Old Textile
2021年12月18日(土)~26日(日)
営業時間11時~18時
最終日は17時迄
全日在廊(平日は12:30~17:00迄)
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6
岡崎真奈美プロフィール
北海道生まれ
文化服装学院でデザインを学び、アパレルの仕事に就く。その後、東南アジアの旅を経てティモールを中心にした民族布を扱う仕事を始める。現在東京を拠点に、全国各地のギャラリーで「ティモールテキスタイル」を屋号に民族布や古物の展示会を行っている。

by sora_hikari | 2021-12-24 11:21 | 岡崎真奈美展