2021年 11月 08日
「石黒剛一郎展 麗しき青磁」3日目
「石黒剛一郎展 麗しき青磁」の3日目。
私見ではありますが、青磁に取り組む陶芸家は極める方向に進む方が多く、その発表の場も格式の高いところが選ばれるように思います。ご覧になるお客様も青磁の歴史や技術をある程度踏まえた知見のある方が多いのではないでしょうか。これが李朝陶磁になると、その幅は様々で本歌に迫る井戸茶碗を目指す人もいれば、刷毛目や粉引などを日常使いの食器に転用する方も多く選択肢が広がります。しかし本来なら青磁も極める世界もあれば日常に親しむ世界までシームレスに繋がることが出来ればと思います。今展の石黒さんの青磁は国宝や重要文化財に指定された名品に基づくものが多いですが、それらの気品を保ったまま日常のアイテムに落とし込むことにもチャレンジしています。品格のある青磁ではありますが、日常に馴染むクラシック音楽のように楽しんで頂ければと思います。
写真順:
11)青磁沓碗 Φ12・H9.5㎝
02)青磁筒盃 Φ8.5・H9㎝
25)青磁三脚水注 φ8.5 ・H9.5㎝
72)青瓷水仙盆(小) W14.5・D10・H5.5㎝
※現在オンラインストアの準備を進めております。11/10(水)の20時よりご利用頂ける予定です。
石黒剛一郎展 麗しき青磁
Elegant Celadon Goichiro Ishiguro
2021年11月6日(土)~14日(日) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6
1977年 愛知県生まれ
2000年 東京電機大学工学部物質工学学科修了
2005年 瀬戸窯業高校陶芸専攻科 修了
2008年 瀬戸市にて独立
2021年 現在、岐阜県多治見市在住
by sora_hikari | 2021-11-08 18:25 | 石黒剛一郎展