2021年 06月 25日
「目片千恵 硝子の抒情詩」7日目
「目片千恵 硝子の抒情詩」の7日目。
目片千恵さんのガラスの片口。浅いタイプと縦長タイプがあります。
ガラスの成形は大きく「ホットワーク(熱で溶かす)」「コールドワーク(冷めた状態で加工)」があります。さらにそれぞれの工程で細かく分かれています。
目片さんのこの片口は、ガラスを1)宙吹き(ホットワーク)し、2)表面の削り(コールドワーク)、3)口の部分を再度溶けたガラスを種付け(ホットワーク)して仕上げています。横断的にガラスの技法を使った手間をかけた片口です。
しかし技法は手段であって、最終的にどういう器にしたいかというイメージに向かって収斂していくことが肝心です。いくつもの工程が融合してできた片口。本来ガラスは硬質ですが、目片さんの器はどれも清涼感と共に柔らかな印象があります。夏にも冬にも似合う季節を問わない片口です。
【目片千恵展オンラインストア】6/27(日)23時迄
目片千恵 硝子の抒情詩
mekata chie Lyric poetry of glass
2021年6月19日(土)~27日(日)
営業時間 11時~18時
最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6
プロフィール
1972年 東京に生まれ
2001年 能登島ガラス工房 吹きガラス講座修了
2001年 牧山ガラス工房(石川県)にて製作を始める
2021年 現在、滋賀県大津市にて制作
by sora_hikari | 2021-06-25 14:21 | 目片千恵2021