「森岡成好・由利子展 ラブ&ピース」開催のお知らせ


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1月23日(土)から31日(日)まで開催する「森岡成好・由利子展 ラブ&ピース」のご案内です。今回も緊急事態宣言のため全日予約制にさせて頂きます。

森岡成好・由利子展 ラブ&ピース
2021年1月23日(土)~31日(日) 
全日予約制  11時~18時
ギャラリーうつわノート 
埼玉県川越市小仙波町1-7-6
※今回は残念ながら緊急事態宣言に伴い森岡さんご夫妻の在廊はありません。

1948年生まれの森岡成好さんは戦後ベビーブームの団塊の世代であり、70年代を象徴する反権力、平和運動、ヒッピー文化などリベラルの洗礼を大いに受けたのではないでしょうか。実際には同世代の多くが階層社会に迎合する生き方を選択したと思うのですが、森岡さんは一貫して権力におもねず、自由主義を実践する人生を歩んでこられたように思います。焼き物という職業は、高慢な芸術家ではなく、土にまみれて生活道具を作る工人であるという姿勢に森岡さんの基本的な思想が垣間見えます。同様にその価値観を共有する奥様の由利子さんもまたその体現者であるでしょう。

過去に森岡さんご夫妻の作品を取り扱う中で、うつわの中に紛れてユニークな具象像を見ることがありました。成好さんの無邪気な動物や乗り物。平和を願う像。原発反対を唱える刻印。男と女の愛の像。そして由利子さんの陶仏や空想上の生き物。仏教美術をモチーフとする容れ物。それらは、くすっと笑えるものだったり、自分の思いを映すものだったり、その人ごとの心のお守りの役割をもった焼き物だと感じていました。いつかその「祈り」にも似たものを切り出した作品展をお願いしたいと思っていました。

ラブ&ピース。シンプルでいて、しかし決して簡単には実践できない生き方です。それを貫いてきた森岡さんご夫妻だからこそ生れる愛と平和の像。厄災の続く今、それらを通して私たちの祈りが届くことを願うばかりです。店主

森岡成好 略歴
1948年 奈良県生まれ
1970年 米国で映画製作技術を学ぶ 
1973年 和歌山県天野に築窯 
1991年 ネパールヒマラヤに登頂
2021年 和歌山県かつらぎ町にて制作

森岡由利子 略歴
1955年 岩手県生まれ 
1982年 焼締を経て白磁を始める 
1999年 タイバンコクで展覧会
2009年 韓国で展覧会
2021年 和歌山県かつらぎ町にて制作

【入店方法について】
1)件名を「森岡展入店」としたうえで、ご希望の来店日時、お名前、携帯番号を記載のうえ、「utsuwanote@gmail.com」までご連絡ください。
2)メールを受け取りましたら、折り返し受領の返信をします。
3)予約は可能な限り前日までにお願い致します。直前になる場合は、インスタのDM(https://www.instagram.com/utsuwanote)か電話(049-298-8715)でご連絡ください。

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by sora_hikari | 2021-01-18 09:00 | 森岡成好・由利子love&peace

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