2020年 09月 25日
「菅 祐子展 ファンタジア」7日目
「菅 祐子展 ファンタジア」は残すところあと2日になりました。9月27日(日)で終了します。良い作品がまだございますので、どうぞこの週末にお出掛けください。
菅さんの作品の持つ不思議な世界観。特にその表情に魅せられる方が多いようです。
さらに昨年から取り組み始めた「焼き物(陶土)」によって、ノスタルジックな色使いと質感によって奥行が増しています。
それは版画から発展した木彫りが2次元的なのに比べて、陶土を用いることで3次元的立体表現になり、さらに焼成を経ることで、時間の堆積した4次元軸が加わったように思います。
一方で版画と陶芸の共通性もあるそうです。版画はインクをのせて摺り、紙をはがす際に反転した像と最終的な色が表れる。陶芸も素焼き前では実際の色や質感は分からないけれど、焼きあがった窯出しの際に結果が表れる。このドキドキ感がたまらなく楽しい瞬間だそうです。
しかし一年も経たずにこの陶芸表現に至る事実を見ていると、技巧よりもまずはイメージがあるかどうかが肝心なのだと知らされます。頭の中にこうありたいと思う感覚があれば、手は自ずとついてくる。そういう意味で何を見てきたか、何に興味が湧くのか、その「心」と「眼」が大切だと思うのです。










【オンライン販売を行っています】
http://utsuwa-note.com/yukokan_catalog
菅さんの作品の持つ不思議な世界観。特にその表情に魅せられる方が多いようです。
さらに昨年から取り組み始めた「焼き物(陶土)」によって、ノスタルジックな色使いと質感によって奥行が増しています。
それは版画から発展した木彫りが2次元的なのに比べて、陶土を用いることで3次元的立体表現になり、さらに焼成を経ることで、時間の堆積した4次元軸が加わったように思います。
一方で版画と陶芸の共通性もあるそうです。版画はインクをのせて摺り、紙をはがす際に反転した像と最終的な色が表れる。陶芸も素焼き前では実際の色や質感は分からないけれど、焼きあがった窯出しの際に結果が表れる。このドキドキ感がたまらなく楽しい瞬間だそうです。
しかし一年も経たずにこの陶芸表現に至る事実を見ていると、技巧よりもまずはイメージがあるかどうかが肝心なのだと知らされます。頭の中にこうありたいと思う感覚があれば、手は自ずとついてくる。そういう意味で何を見てきたか、何に興味が湧くのか、その「心」と「眼」が大切だと思うのです。










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YUKO KAN fantasia
菅祐子展 ファンタジア
2020年9月19日(土)~27日(日)
営業時間 11時~18時
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
プロフィール
1981年 京都市生まれ
2006年 多摩美術大学大学院版画専攻修了
2006年 版画作品を発表
2017年 木彫の立体作品を発表
2019年 陶の立体作品を発表
2020年 東京から岐阜県多治見市に移住し制作活動を続ける
by sora_hikari | 2020-09-25 19:11 | 菅祐子展