2020年 06月 14日
「藤田佳三展 空山人を見ず」ありがとうございました。
藤田佳三展は本日無事に終了しました。今回、2か月の休業を挟んで再開しましたが、会期を通してご来店頂くことが出来、また感染拡大対策にも心良く気を配って頂き、心より御礼申し上げます。
写真は京都府亀岡市にある藤田佳三さんの工房の様子です。山間に入った静かな住宅地の一角にあります。
陶芸の経験は高校時代から数えて既に40年近いキャリアの持ち主。修業のフィールドは京都。うつわ業界の移り変わりも目の当たりにしてきた経験豊富な作り手です。京都の器づくりで培われた気品と、食器問屋の数ものの仕事をこなしてきた下積みの経験が今の藤田さんの骨格を支えています。土つくり、釉薬づくり、成形、絵付け、窯焚きの基本的なことを踏まえたうえで安定した食器づくり。今は年齢的に数ものから1点ものに注力していく転換期かもしれません。
誰もが認める実力者ですが、決して尊大なことはなく、親近感溢れるお人柄です。器を通した表現者でありながら、職業的にきちんと確立することも大切にされてきた方です。食器であり、作品である。多くの経験を積んできたからこそ生まれる器の包容力が魅力だとあらためて感じる9日間でした。
お持ち帰り頂きました器が皆様の心豊かにすることを願っております。この度はありがとうございました。
写真は京都府亀岡市にある藤田佳三さんの工房の様子です。山間に入った静かな住宅地の一角にあります。
陶芸の経験は高校時代から数えて既に40年近いキャリアの持ち主。修業のフィールドは京都。うつわ業界の移り変わりも目の当たりにしてきた経験豊富な作り手です。京都の器づくりで培われた気品と、食器問屋の数ものの仕事をこなしてきた下積みの経験が今の藤田さんの骨格を支えています。土つくり、釉薬づくり、成形、絵付け、窯焚きの基本的なことを踏まえたうえで安定した食器づくり。今は年齢的に数ものから1点ものに注力していく転換期かもしれません。
誰もが認める実力者ですが、決して尊大なことはなく、親近感溢れるお人柄です。器を通した表現者でありながら、職業的にきちんと確立することも大切にされてきた方です。食器であり、作品である。多くの経験を積んできたからこそ生まれる器の包容力が魅力だとあらためて感じる9日間でした。
お持ち帰り頂きました器が皆様の心豊かにすることを願っております。この度はありがとうございました。
by sora_hikari | 2020-06-14 18:00 | 藤田佳三展2020