2020年 04月 22日
「吉田佳道 竹の花籠展」あじろせみ
「吉田佳道 竹の花籠展」のオンライン販売会を開催中です。本日は掛け花をご紹介します。
「あじろせみ」という名の掛け花入。小さな魚籠のような形ですが、籠を壁に掛けると確かに「蝉」をイメージさせます。お茶席で使う蝉を模した蝉籠(せみかご)から来ていますが、もう一歩踏み込むなら、生涯の儚さを蝉と花にかけているとも考えられます。
長い地中の生活から、ようやく成虫となり、夏に鳴き続け、やがて儚く落ちる。輪廻のように繰り返す季節。花もまた儚く散る。そのわずかな時間を人の心に潤いを与える。咲き続けられぬがゆえに、その刹那に、生命を、そして自分を見る。花を通して気づく限りある美しさ。吉田さんの花籠には、そんな花をいけたくなるのです。
19.あじろせみ
幅8 奥行6 高さ12.5cm
真竹、漆仕上 編代編み
花:ギリア/ 平間磨理夫
作品リストをご覧になりたい方にはPDF(価格入)のリンク先をご案内します。下記のメールアドレス宛、もしくはダイレクトメッセージ等でお名前をご記載のうえご連絡下さい。
「あじろせみ」という名の掛け花入。小さな魚籠のような形ですが、籠を壁に掛けると確かに「蝉」をイメージさせます。お茶席で使う蝉を模した蝉籠(せみかご)から来ていますが、もう一歩踏み込むなら、生涯の儚さを蝉と花にかけているとも考えられます。
長い地中の生活から、ようやく成虫となり、夏に鳴き続け、やがて儚く落ちる。輪廻のように繰り返す季節。花もまた儚く散る。そのわずかな時間を人の心に潤いを与える。咲き続けられぬがゆえに、その刹那に、生命を、そして自分を見る。花を通して気づく限りある美しさ。吉田さんの花籠には、そんな花をいけたくなるのです。
19.あじろせみ
幅8 奥行6 高さ12.5cm
真竹、漆仕上 編代編み
花:ギリア/ 平間磨理夫
作品リストをご覧になりたい方にはPDF(価格入)のリンク先をご案内します。下記のメールアドレス宛、もしくはダイレクトメッセージ等でお名前をご記載のうえご連絡下さい。
吉田佳道 竹の花籠展 淙々
2020年4月18日(土)~26日(日)
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市
utsuwanote@gmail.com
今展はオンライン上のみの展示販売会となります
吉田佳道プロフィール
1962年 大阪府生まれ
1988年 大分県別府にて竹工芸を学ぶ
1993年 長野県安曇野市にて独立
2020年 現在、同地にて制作
by sora_hikari | 2020-04-22 10:43 | 吉田佳道展2020