「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」7日目-2

「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」7日目-2_d0087761_15214323.jpg

山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」を開催中です。

青瓷碗。採掘した砂岩を砕いて胎土に使い、陶石と灰を釉薬に使っています。

これは唐津的な焼き物ですが、山本さんの場合、いわゆる唐津的マーケットに埋没しない。茶碗、酒器、花入はもちろん作りますが、基本軸は食器にあります。生活工芸のマーケットを出発点にして、今は逆走するように古典へアプローチする。当然、茶陶に向かう方(茶陶的評価の得やすい表現やその市場)が功利的に思えますが、まだ腑に落ちていないのか、そこに執心していないように見えます。その境界の混ざった立ち位置が興味深いです。あくまで私感ですが。


山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム
2020年3月21日(土)~29日(日) 会期中無休
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」7日目-2_d0087761_2241231.jpg「山本亮平・ゆき展 古典のミニマリズム」7日目-2_d0087761_2242328.jpg

山本亮平
1972年 東京都生まれ
1998年 多摩美術大学油絵科卒業
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作

山本ゆき
1978年 長崎県生まれ
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2020年 佐賀県有田町にて制作


by sora_hikari | 2020-03-27 15:34 | 山本亮平・ゆき2020

<< 「山本亮平・ゆき展 古典のミニ... 「山本亮平・ゆき展 古典のミニ... >>