2020年 01月 27日
「石黒剛一郎・日高伸治・高木剛 三人展」3日目
「石黒剛一郎・日高伸治・高木剛 三人展」の3日目。
石黒剛一郎 作
青磁鳳凰耳花瓶
青磁下蕪花瓶
青磁香炉
青磁輪花碗
石黒剛一郎 作
青磁鳳凰耳花瓶
青磁下蕪花瓶
青磁香炉
青磁輪花碗
北宋から明代初まで栄えた中国浙江省・龍泉窯の名品に倣った青磁四選。日本では砧青磁という呼ばれ青緑色の呈色が特徴です。青磁の青色は、顔料による色ではなく、釉薬に含まれるわずかな鉄分が還元炎によって発色します。それは釉薬に含まれる微量な金属とガラス層に閉じ込めれた気泡が光の屈折によって青に見えるのです。ゆえに青磁と言っても様々な色があり、また光源の種類、角度によっても様々な青色に感じます。「天青」「粉青」「翠青」など様々に呼び分けるのも繊細な色ゆえでしょう。
石黒さんは元々青色に憧れがあり、窯業学校の頃から青磁に取り組んでいます。大学が理系であったゆえか、この青もゼーゲル式で分析したうえで再現しています。きりっとした硬質なフォルム、清涼な青。いずれも品格のある逸品に仕上がっています。




石黒剛一郎 作
青磁鳳凰耳花瓶
青磁下蕪花瓶
青磁香炉
青磁輪花碗
石黒剛一郎 作
青磁鳳凰耳花瓶
青磁下蕪花瓶
青磁香炉
青磁輪花碗
北宋から明代初まで栄えた中国浙江省・龍泉窯の名品に倣った青磁四選。日本では砧青磁という呼ばれ青緑色の呈色が特徴です。青磁の青色は、顔料による色ではなく、釉薬に含まれるわずかな鉄分が還元炎によって発色します。それは釉薬に含まれる微量な金属とガラス層に閉じ込めれた気泡が光の屈折によって青に見えるのです。ゆえに青磁と言っても様々な色があり、また光源の種類、角度によっても様々な青色に感じます。「天青」「粉青」「翠青」など様々に呼び分けるのも繊細な色ゆえでしょう。
石黒さんは元々青色に憧れがあり、窯業学校の頃から青磁に取り組んでいます。大学が理系であったゆえか、この青もゼーゲル式で分析したうえで再現しています。きりっとした硬質なフォルム、清涼な青。いずれも品格のある逸品に仕上がっています。




石黒剛一郎・日高伸治・高木剛 三人展
中国・安南・朝鮮 古陶磁アンソロジー
2020年 1月25日(土)~2月2日(日)会期中無休
営業時間 11時~18時
最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
石黒剛一郎
1977年 愛知県生まれ
2000年 東京電機大学物質工学修了
2005年 瀬戸窯業高校陶芸科 修了
2008年 瀬戸市にて独立
2020年 現在岐阜県多治見市在住
日高伸治
1972年 愛知県豊田市生まれ
1997年 東京芸大大学院油画修了
2011年 愛知県立窯業高等技術校修了
2011年 岐阜県瑞浪市にて独立
2020 年 現在岡山県備前市在住
高木剛
1978年 鹿児島県生まれ
1998年 山梨県で陶芸を学ぶ
2002年 東京江東区でにて制作を始める
2012年 韓国青松白磁窯にて研修
2020年 現在京都市右京区在住
by sora_hikari | 2020-01-27 19:00 | 石黒剛一郎・日高伸治・高木剛展