2019年 12月 09日
「森岡成好展 南の島土」3日目
「森岡成好展 南の島土」の3日目。
海底から引き揚げられた海上がりの壺ような肌合い、あるいは時代を経た石灯篭のような質感を見せる花入や壺。石垣島の川平で採土した土によって作られています。石垣島の川平湾と言えば、エメラルドグリーンの海と白い砂浜の絶景のイメージがありますから、この色味をみると珊瑚礁が堆積した石灰質の土に見えますが、実は花崗岩が風化したカオリンに近いのだそうです。通常は鉄分を多く含む褐色の焼き締めと比較すると、この白色系の焼き締めは、今展テーマの「南の島土」を強く印象づける存在です。
花入/石垣島・川平で採土 h24 φ14cm
花入/石垣島・川平で採土 h21 φ13cm
蓋付壺/石垣島・川平で採土 h20 φ18cm
壺/石垣島・川平で採土 h17.5 φ18cm
合子/石垣島・川平で採土 h17 φ12cm
海底から引き揚げられた海上がりの壺ような肌合い、あるいは時代を経た石灯篭のような質感を見せる花入や壺。石垣島の川平で採土した土によって作られています。石垣島の川平湾と言えば、エメラルドグリーンの海と白い砂浜の絶景のイメージがありますから、この色味をみると珊瑚礁が堆積した石灰質の土に見えますが、実は花崗岩が風化したカオリンに近いのだそうです。通常は鉄分を多く含む褐色の焼き締めと比較すると、この白色系の焼き締めは、今展テーマの「南の島土」を強く印象づける存在です。
森岡成好展 南の島土
The Clay of South Sea Islands
2019年12月7日(土)-15(日)会期中無休
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
略歴
1948年 奈良県生まれ
1973年 和歌山県天野に築窯
2010年 石垣島に築窯
2019年 現在、和歌山県かつらぎ町にて制作
by sora_hikari | 2019-12-09 17:47 | 森岡成好展2019