「タナカシゲオ展 明日香の里から」開催のご案内

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11月23日(土)から12月1日(日)に開催する「タナカシゲオ展 明日香の里から」のご案内です。

奈良県明日香村で築280年の古民家に暮らすタナカシゲオさん、1963年生まれですから御年56歳。暮らしと仕事が一体化した中から生まれる古い朝鮮の器から焼締めまで、薪窯による老成した焼きが魅力的です。

器だけを見ていると長いキャリアを積んだ作家に思えますが、実のところ初個展は40歳になってからと、陶芸家に専念するまでは紆余曲折を経た人生を歩んできました。小さい頃から絵が好きで高校時代には映画にはまる文科系。しかし家業の都合もあって東京理科大の土木科に進学するものの途中で断念。卒業後は家業(建築系)を手伝いつつ、仕事の現場ついでに原土を集め、31歳にして陶芸教室に通います。

その後、加藤唐九郎の「焼きもの教室」や古谷道生の「穴窯」を参考書に独学で骨董に根差す器づくりを始めました。そしてようやく京都川口美術で李朝を軸とする初個展を迎えるのです。現在は美術系画廊、骨董店、器店、生活雑貨店、服飾系ギャラリーなど硬軟自在な活動の幅広さも注目されます。

今は多様な器を作りますが、根底にあるのは古(いにしえ)の人が暮らし共に培ってきた素朴な器の姿です。後発ながらタナカさんのような器を紹介できるのは弊店にとっても大きな喜びです。皆様のご来店をお待ちしております。店主

略歴
1963年 京都 生まれ
2003年 京都 川口美術にて初個展
2007年 奈良県明日香村の古民家に移住
2011年 穴窯を築窯
2016年 倒炎式薪窯を築窯
2019年 現在、奈良県明日香村にて製作

タナカシゲオ展 明日香の里から
2019年11月23日(土)~12月1日(日)
営業時間 11時―18時 
作家在廊日 11月23日
ギャラリーうつわノート 
埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図

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by sora_hikari | 2019-11-18 18:30 | タナカシゲオ展

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