「西垣聡展 スタッズグラス」8日目

西垣聡展 スタッズグラス」の会期は明日9月8日(日曜日)17時で終了します。最終日は西垣さんが再度在廊します。

富山県南砺(なんと)市にある西垣聡さんの工房です。金沢駅からも富山駅からも1時間以上奥まった山村にある古民家を改装し、その隣の蔵を作業場にしています。冬は雪が深く引っ越した1年目の大雪で苦労をしたそうです。ガレージの除雪車がそれを物語ります。

現在は宙吹きは金沢の工房で行い、後加工をこちらで行っています。その多くは分厚く吹いたガラスをグラインダーで削り出していく作業に費やされます。スタッズ模様をカットし、残ったフラットな余分なガラスを一律に削るとても地道で手間のかかる作業です。雪に閉ざされた蔵の中で、こつこつ、いや、ガリガリとスタッズが作り出されているのです。

生まれは京都。地元で美容師の職を経て、富山ガラス造形研究所で基礎を学んだ後に助手。さらに金沢卯辰山工芸工房で作家としての独自スタイルを築きました。ガラス作家にとってガラス研、卯辰山は美術工芸系のメッカであり、日用のガラスよりも美術、オブジェ寄りの作品志向の強いイメージがあります。西垣さんも前衛的作品に取り組みつつも、今展の主題となるスタッズグラスに見られるように、実用+スタイルを求めた「かっこ良さ」が特徴でしょう。それは所有する人の満足感=物欲に直結するストレートな表現だと思います。

この地で陶芸家である奥様(片瀬有美子さん)と小さなお子様と暮らしながら、お互いの製作を支え合っています。今は北陸や美術工芸系の領域での発表機会が多いですが、今後さらにより良い取引先と出会い、相応しいお客様と出会えることと思います。これからのご活躍が楽しみです。

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西垣聡展 スタッズグラス
Nishigaki Satoshi Studs Glass
2019年8月31日(土)~9月8日(日)会期中無休 
営業時間 11時~18時 ※最終日は17時迄 
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図

プロフィール
1984年 京都生まれ
2011年 富山ガラス造形研究所 造形科 卒業
2011年 富山ガラス造形研究所 助手
2014年 金沢卯辰山工芸工房 入所
2017年 富山県南砺市にて「studio SHICHI」を設立
2019年 現在、富山県南砺市にて製作

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by sora_hikari | 2019-09-07 18:25 | 西垣聡展

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