「梶原靖元・谷穹二人展 古典再考」8日目

梶原靖元・谷穹二人展 古典再考」は明日6月30日までとなります。最終日は17時で終了させて頂きます。

写真は唐津市相知町佐里にある梶原靖元さんのお住まいの様子です。ここは唐津焼きの起源とも言われる岸岳古窯跡群の一つ飯洞甕窯跡の近くにあり、古い韓国式の住まいを参考にしています。

古唐津の原料は、石である。この考えを基に、地元・唐津で採れる石(砂岩や頁岩)を臼を使って砕きます。窯焚きも独特の考えで焼成時間は、わずか半日。粘土で作られた半地下式の穴窯。壁面は薄く、短時間で温度が上がり、石を素材にした器は堅く焼き締まります。当時の陶工たちが行った合理的な方法であると考えています。地元で豊富にある素材を使って、シンプルな生産方法であった。その実証こそが、梶原さんの器づくりの基本軸になっています。

古唐津のルーツである韓国の古窯跡の調査へも何度も出掛けています。自らの足で歩き、地元の地層を見ながら古窯を訪ね、自身の考えを検証しています。梶原さんは、商業的な唐津を作ることよりも、その源流を辿ることへの興味の方が勝っているように思えます。今そのルーツ探しは、韓国、中国に跨り、興味は中国の青瓷にも広がっています。唐津の初源の姿を求める旅は、これからも続くのです。

平成15年(2003年)に韓国の古窯を訪ねた際の研修レポートが公開されています。その後、何度も韓国を訪れていますが、梶原さんの言説の背景を伺い知ることができます。お時間があればご覧になってください。

http://www.kyuden.co.jp/library/pdf/chiiki_syakai/h15_kajiwara.pdf



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梶原靖元・谷穹二人展 古典再考
2019年6月22日(土)-30日(日) 会期中無休 
最終日は11時から17時まで
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図

梶原靖元プロフィール
1962年 佐賀県伊万里市生まれ
1980年 唐津焼太閤三ノ丸窯に弟子入り
1986年 京都 平安陶苑にてクラフトを習う
1989年 大丸北峰氏に師事して煎茶道具を習う
1997年 佐賀県唐津市相知町に穴窯築窯
2019年 現在、唐津市相知町佐里にて作陶

谷穹プロフィール
1977年 滋賀県信楽町生まれ
2000年 成安造形大学立体造形クラス卒業
2003年 清右衛門陶房にて修行
2007年 双胴式穴窯を築窯
2012年 単室式穴窯を築窯
2019年 現在、信楽町にて作陶

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by sora_hikari | 2019-06-29 16:35 | 梶原靖元・谷穹 展

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