2019年 06月 14日
「林志保 展 飾りもの」7日目
「林志保 展 飾りもの」の7日目。会期は残すところあと2日(6/16 17時迄)となりました。展示品はまだ十分ご覧頂けますので、どうぞこの週末にお出掛けください。
かつて土産物や記念品を飾る家庭も多かったと思います。こけしや人形、鑑賞石、骨董、トロフィー、、。家族の思い出となる「飾りもの」。あるいは節句ごとに飾られる神仏への「供え物」。それは家庭ごとのアルバムでもあり、室内と同化した景色として記憶の中に残っているのではないでしょうか。アートとして構えるよりも、もっと思いの延長線上にある「置物」としての役割です。
林さんの作品を見ていると、そんな存在と重なるのです。今の暮らしは、そういう思い(付加的な要素=無駄)を削除する方向にあるように思います。暮らし方や意識の変化もあるでしょう。しかし削ぎ落し過ぎる暮らしは、やがて心の潤いも無くなってくる気もします。心の栄養分として、自分の思いの象徴的アイコンとして、あらためて「飾りもの」の役割をポジティブに捉えてみたいと思うのです。
かつて土産物や記念品を飾る家庭も多かったと思います。こけしや人形、鑑賞石、骨董、トロフィー、、。家族の思い出となる「飾りもの」。あるいは節句ごとに飾られる神仏への「供え物」。それは家庭ごとのアルバムでもあり、室内と同化した景色として記憶の中に残っているのではないでしょうか。アートとして構えるよりも、もっと思いの延長線上にある「置物」としての役割です。
林さんの作品を見ていると、そんな存在と重なるのです。今の暮らしは、そういう思い(付加的な要素=無駄)を削除する方向にあるように思います。暮らし方や意識の変化もあるでしょう。しかし削ぎ落し過ぎる暮らしは、やがて心の潤いも無くなってくる気もします。心の栄養分として、自分の思いの象徴的アイコンとして、あらためて「飾りもの」の役割をポジティブに捉えてみたいと思うのです。
林志保展 飾りもの
2019年6月8日(土)~16日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 ※最終日は17時で終了
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6
林志保プロフィール
1984年 兵庫県神戸市生まれ
2008年 京都市立芸術大学 工芸科漆工専攻 卒業
2014年 多治見市陶磁器意匠研究所修了
2019年 現在、岐阜県多治見市にて製作
by sora_hikari | 2019-06-14 17:32 | 林志保展