2019年 03月 30日
「阿曽藍人展 EARTH WARE」 8日目
「阿曽藍人展 EARTH WARE」の8日目。会期は明日3月31日17時で終了します。最終日は再度、阿曽さんが在廊されますので、この機会にどうぞご来店下さい。近くの喜多院の桜もちょうど満開です。
写真は岐阜県多治見市の阿曽藍人さんの工房の様子です。ひとりで使うには十分な広さ。大型作品にも取り組む阿曽さんにとって製作し易い環境です。以前は白石陽一さんと打田翠さんが使っていた場所でもあります。
阿曽さんは奈良県で育ち、大学は金沢美工大へ。そこで陶芸を学びました。学生の頃から考古の授業にもぐりこみ、土器に魅せれられていったそうです。野焼き作品に取り組むのは大学時代から。陶芸家としてずっと土器に拘っています。当時は普段使いのうつわと土器は結びつかず、土を焼いて生まれる造形物そのものにリアリティを感じていたそうです。
大学を卒業してから愛知県常滑市へ。ここなら粘土が採れ、野焼き土器に取り組めると考えたからです。常滑で7年過ごした後、多治見へ移住、現在に至ります。
独立当初はアート系フィールドでの発表の機会が多かったようですが、近年はクラフトフェアへの出展や工芸系ギャラリーでの発表など、生活側に近づく仕事をされています。境界をはずすことで新たに見えてくるリアリティもあるでしょう。それはサイズ、対象者、価格、売買のシビアな現実。そして同じ生活者から得られる評価。
今回は関東で初めての個展。まだ名前を知らない方も多いと思いますが、土器ひと筋に培ってきた実績は作品の完成度に顕れています。残り1日。どうぞお見逃しなく。








写真は岐阜県多治見市の阿曽藍人さんの工房の様子です。ひとりで使うには十分な広さ。大型作品にも取り組む阿曽さんにとって製作し易い環境です。以前は白石陽一さんと打田翠さんが使っていた場所でもあります。
阿曽さんは奈良県で育ち、大学は金沢美工大へ。そこで陶芸を学びました。学生の頃から考古の授業にもぐりこみ、土器に魅せれられていったそうです。野焼き作品に取り組むのは大学時代から。陶芸家としてずっと土器に拘っています。当時は普段使いのうつわと土器は結びつかず、土を焼いて生まれる造形物そのものにリアリティを感じていたそうです。
大学を卒業してから愛知県常滑市へ。ここなら粘土が採れ、野焼き土器に取り組めると考えたからです。常滑で7年過ごした後、多治見へ移住、現在に至ります。
独立当初はアート系フィールドでの発表の機会が多かったようですが、近年はクラフトフェアへの出展や工芸系ギャラリーでの発表など、生活側に近づく仕事をされています。境界をはずすことで新たに見えてくるリアリティもあるでしょう。それはサイズ、対象者、価格、売買のシビアな現実。そして同じ生活者から得られる評価。
今回は関東で初めての個展。まだ名前を知らない方も多いと思いますが、土器ひと筋に培ってきた実績は作品の完成度に顕れています。残り1日。どうぞお見逃しなく。








阿曽藍人展 EARTH WARE
2019年3月23日(土)~31日(日)会期中無休
営業時間 11時~18時(最終日は17時迄)
次回在廊日 3月31日(日)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市小仙波町1-7-6) 地図
阿曽藍人(aso rando)プロフィール
1983年 奈良県生まれ
2009年 金沢美術工芸大学大学院陶磁コース修了
2010年 常滑市立陶芸研究所 修了
2019年 現在、多治見市在住
by sora_hikari | 2019-03-30 17:24 | 阿曽藍人展