2018年 12月 24日
「伊藤雅風展 急須愛」10日目
「 伊藤雅風 展 急須愛 」の10日目。会期は明日12/25迄で終了します。最終日は17時で閉めさせて頂きます。
写真は、愛知県常滑市の伊藤雅風さんの工房の様子。
常滑市は平安時代まで遡ることができる日本古来の窯業地。急須は明治頃から作られ始め、今は急須の産地として知られています。景気の良かった頃は急須作家や職人も多くいましたが、今は若い世代で急須を専門に作る人は減っているそうです。その地で生れ育った伊藤さんですが、ご実家は焼き物のご家系ではなく、ご自身で選んだ道です。
高校はセラミック科、大学時代に急須に出会い、在学中に地元の急須の名手・村越風月さんのもとで3年の修行を積みました。それから急須ひと筋ですが、身長180cmの体躯に恵まれ、中学まではプロを目指していたほど野球に没頭していたそうです。
急須づくりは、土づくりから。これが伊藤雅風さんの基本理念です。土は日々の管理が大切。乾燥を気にして常々状態をチェックします。丁寧に丁寧に1年をかけて土を濾し、さらに1年土を寝かせてようやく轆轤(ろくろ)で使える粘土になります。工房は整理整頓、きちんとしています。自身、急須のコレクターでもあり、お茶が大好きで、淹れ方も研究熱心です。
まだ若干30歳の若手陶芸家ですが、急須の話になると、どんなものが流行しているなどの話には耳を傾けず、自分の作るべき急須への信念はぶれません。急須愛。好きこそものの上手なれ。お茶の専門家を納得させる実力のある急須であることが今展でも実証されています。
会期はあと1日。どうぞこの貴重な機会に、ご自身の目でお確かめ頂ければ幸いです。
写真は、愛知県常滑市の伊藤雅風さんの工房の様子。
常滑市は平安時代まで遡ることができる日本古来の窯業地。急須は明治頃から作られ始め、今は急須の産地として知られています。景気の良かった頃は急須作家や職人も多くいましたが、今は若い世代で急須を専門に作る人は減っているそうです。その地で生れ育った伊藤さんですが、ご実家は焼き物のご家系ではなく、ご自身で選んだ道です。
高校はセラミック科、大学時代に急須に出会い、在学中に地元の急須の名手・村越風月さんのもとで3年の修行を積みました。それから急須ひと筋ですが、身長180cmの体躯に恵まれ、中学まではプロを目指していたほど野球に没頭していたそうです。
急須づくりは、土づくりから。これが伊藤雅風さんの基本理念です。土は日々の管理が大切。乾燥を気にして常々状態をチェックします。丁寧に丁寧に1年をかけて土を濾し、さらに1年土を寝かせてようやく轆轤(ろくろ)で使える粘土になります。工房は整理整頓、きちんとしています。自身、急須のコレクターでもあり、お茶が大好きで、淹れ方も研究熱心です。
まだ若干30歳の若手陶芸家ですが、急須の話になると、どんなものが流行しているなどの話には耳を傾けず、自分の作るべき急須への信念はぶれません。急須愛。好きこそものの上手なれ。お茶の専門家を納得させる実力のある急須であることが今展でも実証されています。
会期はあと1日。どうぞこの貴重な機会に、ご自身の目でお確かめ頂ければ幸いです。
伊藤雅風展 急須愛
2018年12月15日(土)~25日(火)会期中無休
営業時間 11時~18時
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
伊藤雅風プロフィール
1988年 愛知県常滑市に生まれる
2007年 常滑高等学校セラミック科卒業
2009年 村越風月氏に師事
2011年 名古屋造形大学産業工芸コース卒業
2012年 独立
2018年 現在、愛知県常滑市にて制作
by sora_hikari | 2018-12-24 18:38 | 伊藤雅風展2018