2018年 10月 25日
「渡辺隆之展 土の声」6日目
「渡辺隆之展 土の声」(~10/28迄)の6日目。
砂いこみのうつわ。文字通り砂に石を押し当てて出来る凹みに泥状の粘土を流して作った皿、鉢、カップ。海辺を散歩している時に拾い上げた石の凹みに触発されました。以前よりろくろや手びねりの「うつわ」は製作していますが、もっと自然体な形を作れないものかと探っていたそうです。
貝殻や卵の殻のようなシェル状になった形に、乾燥と焼成で揺らぎが加わり、力の抜けた自然体な曲線が心地良さを増します。ストレスのない形は、食器としての実用性も十分に兼ね備えています。
「無いものを作りたい」「そこら辺にあるもの感」とは渡辺さんの言葉。自然同化の方法を探る中で生まれたうつわは、渡辺さんの目指す造形性を表すと同時に、お人柄や生き方にも通ずるのです。
砂いこみのうつわ。文字通り砂に石を押し当てて出来る凹みに泥状の粘土を流して作った皿、鉢、カップ。海辺を散歩している時に拾い上げた石の凹みに触発されました。以前よりろくろや手びねりの「うつわ」は製作していますが、もっと自然体な形を作れないものかと探っていたそうです。
貝殻や卵の殻のようなシェル状になった形に、乾燥と焼成で揺らぎが加わり、力の抜けた自然体な曲線が心地良さを増します。ストレスのない形は、食器としての実用性も十分に兼ね備えています。
「無いものを作りたい」「そこら辺にあるもの感」とは渡辺さんの言葉。自然同化の方法を探る中で生まれたうつわは、渡辺さんの目指す造形性を表すと同時に、お人柄や生き方にも通ずるのです。
渡辺隆之展 土の声
2018年10月20日(土)~28日(日) 会期中無休
営業時間11時~18時
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
渡辺隆之プロフィール
1981年 静岡県生まれ
2000年 やきものをはじめる
2001年 芳村俊一氏に会って土への魅力を深める
2002年 インド、ネパールで土器の生活を知る
2004年 中国で量産陶器を見る
2005年 黒田泰蔵氏の工房で働く
2007年 アジア7カ国の土器文化を巡る
2008年 南伊豆に移住 良い土が出る
2010年 薪窯をつくる 初窯を焚く
トラックの荷台で道売りをはじめる
2012年~クラフトフェアや個展で発表する
2018年 現在、静岡県伊豆の国市で制作
by sora_hikari | 2018-10-25 18:32 | 渡辺隆之 展