「野口悦士展 種子島その後」 開催のお知らせ

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9月22日(土)から30日(日)まで開催する「野口悦士展 種子島その後」のご案内です。

2012年、2014年から4年を経て第3回目となる野口悦士さんの展示会です。大学卒業後に種子島に移り住み、島特有の鉄分の濃い粘土を使った焼締を中心に製作発表を続けてきました。種子島焼を名乗ってはいましたが、江戸から明治まで作られた伝統の能野焼(よきのやき)とは異なり、1970年代に唐津の中里隆氏が焼締を焼くために開いた窯の新生・種子島焼の線上にありました。野口さんは、それをさらに現代の暮らしにフォーカスして、薄作りで手取りが軽く、また両方向から薪をくべる窯の開発など、独自の焼締の在り方を探ってきました。

二年前に、陶芸家としての出発点となった種子島を離れ、長崎や鹿児島に拠点を移し、またその間にデンマークでの製作や窯造りも経験し、種子島焼に留まらない器を行っています。今は焼締に加え、緑青、須惠、白釉、粉引など作行も広がっています。今展では、種子島その後の野口さんの器をあらためてお披露目する機会となります。どう進化したのか、そしてどこに向かうのか、皆様と一緒に確かめてみたいと思います。店主

野口悦士プロフィール
1975年 埼玉県生まれ
1999年 慶応義塾大学総合政策学部卒業
     陶芸を志し種子島に渡る
2006年 唐津・中里隆氏に師事
2011年 北アリゾナ州立大学にて薪窯を築窯
2013年 信楽・陶芸の森にて薪窯を築窯
2016年 長崎県に移住
2017年 デンマーク・Tolne Gjaestgivergaard に薪窯を築窯
2017年 鹿児島市に移住
2018年 デンマーク・KH wurtz に薪窯を築窯
2018年 現在、鹿児島で製作


野口悦士展 種子島その後
2018年9月22日(土)~30日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
作家在廊日 9月22日(土)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市小仙波町1-7-6) 地図

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by sora_hikari | 2018-09-17 18:00 | 野口悦士展2018

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