2018年 07月 24日
「清水志郎 やきもの展」 4日目
「清水志郎 やきもの展」(~7/29迄)の4日目。
清水志郎さんの陶芸の軸を感じる茶盌。八坂、馬町、和田、聚楽、五条など京都各所の原土を使っています。手捏ねを中心に成形、黒楽、赤楽、鉄釉、引出黒など多彩です。中には用を逸脱した割れ、欠けも受容した碗も含まれます。土と焼きを総体として捉えて、茶碗をより広く解釈した点がユニークです。全体を俯瞰すれば楽茶碗を定型とした「破調の美」と言えるでしょう。肝心なのは基本を踏まえていること。そこが無ければ破調とならず単なる破壊になり兼ねません。定型に基づいた上で、それを素材側から解放しようとするところが清水さんのお仕事の醍醐味でしょう。
※写真でご紹介したものには売約済み、または今後売約となるものが含まれます。
清水志郎さんの陶芸の軸を感じる茶盌。八坂、馬町、和田、聚楽、五条など京都各所の原土を使っています。手捏ねを中心に成形、黒楽、赤楽、鉄釉、引出黒など多彩です。中には用を逸脱した割れ、欠けも受容した碗も含まれます。土と焼きを総体として捉えて、茶碗をより広く解釈した点がユニークです。全体を俯瞰すれば楽茶碗を定型とした「破調の美」と言えるでしょう。肝心なのは基本を踏まえていること。そこが無ければ破調とならず単なる破壊になり兼ねません。定型に基づいた上で、それを素材側から解放しようとするところが清水さんのお仕事の醍醐味でしょう。
※写真でご紹介したものには売約済み、または今後売約となるものが含まれます。
清水志郎 やきもの展
2018年 7月21日(土)~29日(日) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
清水志郎プロフィール
1979年 五条坂に生まれる
2002年 京都精華大学陶芸コースを卒業する
2002年 祖父・清水卯一の下で制作する
2005年 父・清水保孝の下で制作する
2010年 土を掘り始める
2012年 炭窯を自作する
2013年 松ヶ崎に独立する
2014年 掘った土で作ることを基本とする
2017年 松ヶ崎の庭に小型穴窯を築窯する
2018年 蓬莱登窯を22年ぶりに火を入れる
by sora_hikari | 2018-07-24 17:51 | 清水志郎