「山本亮平・ゆき 展 白瓷考」 開催のお知らせ

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4月7日(土)から15日(日)まで開催する「山本亮平・ゆき 展 白瓷考」のご案内です。

ここ数年、初源伊万里と呼ばれる唐津から有田に移行する狭間にある器に取り組んできた山本亮平さん・ゆきさんご夫妻は、材料的視点から見た陶器と磁器の境界の曖昧さを痛感し、あらためてその在り方を捉え直そうとしています。

考えてみれば須恵器以来、人々は磁器的な硬い焼き物を目指していた訳で、現在のように材料によって陶器と磁器を線引きするよりも、それをまとめて捉えた方が理に適っています。事実、中国では陶器と磁器の区別はなく施釉された焼き物は全て瓷器とされています。

実際に内外の古い器を見ていけばその狭間にあるものも多く、そこに潜む不完全性ゆえのゆらぎが、儚くそして美しいのです。今回そんな視点から、白瓷を中心に据えて、白瓷と唐津、白瓷と粉引、白瓷と刷毛目、白瓷と染付の曖昧な境界を探りながら、その叙情的な美しさを引き出すことをテーマにしました。

歴史認識の再考の意図も含まれますが、それよりもむしろ、澄み切らない白、溶け込んでしまう刷毛目、消え入らんとする染付の線など、それぞれのゆらぎに見る閑寂の趣きによって、心の奥に響く器にすることが本題です。2014年の弊店の展示会以来、有田の白瓷の原点とその魅力を考え続けています。さらに発展的な山本ご夫妻のお仕事にどうぞご注目ください。店主

山本亮平プロフィール
1972年 東京都生まれ
1998年 多摩美術大学油絵科卒業
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2018年 佐賀県有田町にて制作

山本ゆきプロフィール
1978年 長崎県生まれ
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2018年 佐賀県有田町にて制作


山本亮平・ゆき 展 白瓷考(はくじこう)
2018年4月7日(土)~15日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
作家在廊日 4月7日(土)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市小仙波町1-7-6) 地図

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by sora_hikari | 2018-04-02 17:57 | 山本亮平・ゆき2018

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