「打田翠展 ランドスケープ」 開催のご案内

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2月24日(土)から3月4日(日)に開催する「打田翠 展 ランドスケープ」のご案内です。

薄明帯のドラマチックな一瞬を焼き付けた景色。夕暮れなら「黄昏(たそがれ=誰そ彼)、夜明けなら「かはたれどき(彼は誰時)」。どちらに見えるだろうか。奥行きのある幽玄な景色。Landscapeと名付けられた作品。籾殻を敷きつめたサヤ鉢の中で炭化焼成させることで得られるグラデーション。僅かなバランスの違いによって、生れる階調は異なります。ひとつひとつの作品に焼き付けられる唯一の記憶です。

岐阜県瑞浪市で製作する打田翠さんの作品の特徴は、曲線的なフォルムと焼成によって生み出される景色です。表題の炭化焼成の作品の他、主軸なるのは「楽焼」。金属粉を粘土に練り込み手捻りによって滑らな形に成形した後、約1000度の窯で焼成後、まだ熱いうちに引き出して炭化・急冷させることで、変化のある景色が焼き付くのです。

成形も焼成も意図的に行う作業ですが、最終段階で作品の表面におこる変化は、瞬間的な神秘の力によって生み出されます。打田さんは、仕上げを神の手に委ねるこの表現手段に創造性を感じているのです。今回、花器、オブジェの他に、日常使いのボウル、プレート、カップも並びます。打田さんと火の神の共作よって描かれるLandscape。店内でどんな景色が並ぶのか、どうぞご覧になってください。店主

打田翠プロフィール
1983年 兵庫県神戸市生まれ
2005年 大阪芸術大学工芸学科陶芸コース卒業
2007年 多治見市陶磁器意匠研究所 修了
2018年 現在 岐阜県瑞浪市にて制作


打田翠展 ランドスケープ
2018年2月24日(土)~3月4日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
作家在廊日 2月24日・25日・3月3日・4日
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2018-02-13 17:55 | 打田翠2018

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