2018年 02月 03日
「安永正臣展 オリエントの記憶」8日目
「安永正臣展 オリエントの記憶」の会期はあと1日。明日2月4日(日)で終了します。
三重県伊賀市にある安永正臣さんの工房。ご覧の通り由緒ある伝統家系でも潤沢な資金に支えられた佇まいではなく、バラックのような、もとい原野の清貧な仕事場。寒さ、暑さにめげず、埃まみれの作業を通して、信ずればこそ、良い物が生まれる訳です。もっと器用に立ち回ればとも思いますが、この一途な姿勢が結果的に作品の純度を高めているように思います。
大学時代に学んだ陶芸。走泥社の星野暁さんと出会ったことが今の作品の方向性に影響を与えています。現在は器も同時に作っていますが、学生当初から釉薬を胎土とした作品を手掛けていました。卒業後は製作の場所探しに1年かかり、25歳になって伊賀で作家として独立。地元の陶器市やカフェで発表しながら2011年に伊賀のギャラリーで大きな個展の機会を得ました。今は、うつわ系、アート系、骨董系と幅のある場で活動をしていますが、まだこれからが楽しみな作り手でしょう。
作業工程の写真も公開して構わないと、ご本人の許可を得ましたが、敢えてやめておきましょう。釉薬を砂に埋めて焼く。言葉にすれば簡単ですが、なんと面倒な発掘、そして研磨作業。焼成の温度管理、後工程の過酷さが作品づくりを支えているとお伝えしておきます。












三重県伊賀市にある安永正臣さんの工房。ご覧の通り由緒ある伝統家系でも潤沢な資金に支えられた佇まいではなく、バラックのような、もとい原野の清貧な仕事場。寒さ、暑さにめげず、埃まみれの作業を通して、信ずればこそ、良い物が生まれる訳です。もっと器用に立ち回ればとも思いますが、この一途な姿勢が結果的に作品の純度を高めているように思います。
大学時代に学んだ陶芸。走泥社の星野暁さんと出会ったことが今の作品の方向性に影響を与えています。現在は器も同時に作っていますが、学生当初から釉薬を胎土とした作品を手掛けていました。卒業後は製作の場所探しに1年かかり、25歳になって伊賀で作家として独立。地元の陶器市やカフェで発表しながら2011年に伊賀のギャラリーで大きな個展の機会を得ました。今は、うつわ系、アート系、骨董系と幅のある場で活動をしていますが、まだこれからが楽しみな作り手でしょう。
作業工程の写真も公開して構わないと、ご本人の許可を得ましたが、敢えてやめておきましょう。釉薬を砂に埋めて焼く。言葉にすれば簡単ですが、なんと面倒な発掘、そして研磨作業。焼成の温度管理、後工程の過酷さが作品づくりを支えているとお伝えしておきます。












安永正臣展 オリエントの記憶
2018年1月27日(土)~2月4日(土) 会期中無休
営業時間 11時~18時
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図
安永正臣プロフィール
1982年 大阪府生まれ
2006年 大阪産業大学大学院環境デザイン専攻修了
2007年 三重県伊賀市にて独立
2011年 薪窯築窯
2018年 現在 三重県伊賀市にて製作
by sora_hikari | 2018-02-03 19:19 | 安永正臣 展