2018年 01月 19日
「 小泉直彦 絵画展 秩父の神様 」 7日目
「 小泉直彦 絵画展 秩父の神様 」(~1/21迄)の7日目。会期は残り2日。明日1/20、あさって1/21は小泉さんが在廊します。
小泉作品の多くはクラフト用紙の封筒を切り開いた18cm四方の紙の上に描かれています。紙はアクリル絵の具で何度も重ねられ、肉厚のマチエールを生み出します。気構えて白いキャンバスに描くよりも、教科書に落書きしたり、広告ちらしの裏に絵を描くような自然体な行為の延長線上であろうとしているようです。描くサイズにも意味があるでしょう。目の前だけで没入して完結できる机上空間。日常と描くことを繋ぐ個人的儀式。そう、小泉作品は情動を発露し易い等身大の範囲に置いた上で、自身の意識を掘り下げていくのです。その井戸の奥底にある意識と、見る側の思い重なった時に感動が生まれるのです。小泉作品が心に刺さるのは、巧みさや対象の広さよりも、むしろ心の芯にある個人個人の記憶を呼び起こすからではないでしょうか。
小泉作品の多くはクラフト用紙の封筒を切り開いた18cm四方の紙の上に描かれています。紙はアクリル絵の具で何度も重ねられ、肉厚のマチエールを生み出します。気構えて白いキャンバスに描くよりも、教科書に落書きしたり、広告ちらしの裏に絵を描くような自然体な行為の延長線上であろうとしているようです。描くサイズにも意味があるでしょう。目の前だけで没入して完結できる机上空間。日常と描くことを繋ぐ個人的儀式。そう、小泉作品は情動を発露し易い等身大の範囲に置いた上で、自身の意識を掘り下げていくのです。その井戸の奥底にある意識と、見る側の思い重なった時に感動が生まれるのです。小泉作品が心に刺さるのは、巧みさや対象の広さよりも、むしろ心の芯にある個人個人の記憶を呼び起こすからではないでしょうか。
小泉直彦 絵画展 秩父の神様
2018年1月13日(土)~21日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時
次回在廊日 1/20(土)・21(日)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図
小泉直彦プロフィール
1985年 埼玉県秩父生まれ
2007年 中央大学文学部日本史学科中退 絵を志す
2010年 信濃デッサン館館主窪島誠一郎に師事
2013年 以降 東京 神戸で個展 グループ展
2015年 独立
2018年 現在、秩父にて制作
by sora_hikari | 2018-01-19 18:41 | 小泉直彦 絵画展