「大原光一展 纏う茶器」 開催のお知らせ

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11/18(土)から11/26(日)まで開催する「大原光一展 纏う茶器」のお知らせです。

多彩な釉(うわぐすり)を纏った茶器。白、灰、青、緑、茶など複雑に混ざり合い、一言では形容しがたい質感を呈しています。お茶を愉しむと共に、変化に富む色合いにも引き込まれることでしょう。

愛知県常滑市で制作する大原光一さんの茶器です。近年、日本始め台湾や中国でも需要が高まっています。今展では煎茶、中国茶向きの急須・茶杯、日常用の土瓶・ポット・湯呑などの茶器を中心にしながら、食器(皿、鉢、碗)、花器まで幅のある展示品をご覧頂けます。

大原さんは大学で物理を専攻するも、途中で銅版画や陶芸に出会い途中退学、全国の窯業地を原付バイクで訪ねる旅の途中で常滑に辿りつきました。同地の窯元で三年の修行を経て独立、知多半島の土を使いながらも、常滑の伝統的な様式とはまた違った独自のスタイルを築いています。

個展やグループ展に出品する傍ら、常滑で開催される国際陶芸ワークショップに参加したり、韓国や米国で制作を重ねるなど、一定の場所に留まらないノマドな作り手でもあります。そういう点で陶芸の世界を広げた鯉江良二さん、吉川正道さん達の常滑発の自由な思想に感化された作家でもあると言えるでしょう。

「纏う茶器」をはじめ、溶けあう色が醸し出す釉の妙。大原さんの世界観をこの機会にご体験ください。店主

大原光一プロフィール
1974年  東京で生まれる。
1994年  大学で物理を学ぶも途中退学し、焼き物を始める。
1995年  日本の陶芸産地を訪ね歩く。
1996年  南山陶苑にて勤務。常滑に移住する。
1999年  同社を退社。独立。韓国の産地を訪ね歩く。
1999年~ 国内で個展、グループ展。韓国、米国などでも制作。
2017年  現在、愛知県常滑市で制作。


大原光一展 ~纏う茶器~  
2017年11月18日(土)~26日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時
作家在廊日 11月18日、19日
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

中国茶会のご案内
茶寮 ・花名ノ香を主宰する富士華名さんに大原さんの茶器を使って中国茶を淹れて頂きます。
日時:11月19日(日)  各回4名様(予約制)
1) 13:00~14:00 ※満席 
2) 15:30~16:30 ※満席
内容:2種類のお茶とお菓子をお愉しみ頂けます。

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by sora_hikari | 2017-11-12 10:00 | 大原光一展

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