2017年 11月 10日
「田淵太郎展 幽玄白磁」工房
「田淵太郎展 幽玄白磁」は明日11/11(土曜日)で終了致します。
香川県高松市の山間にある田淵太郎さんの工房。穴窯と呼ばれる直炎式の薪窯です。傾斜面に作られる半地下式の単室。炎のコントロールが難しく効率は劣りますが、その分個性的な作品が狙えます。焼成の写真(田淵さん提供)を見ると、噴き出す炎の激しさが伝わってきます。
白磁を窯変で汚すことは本来のセオリーから外れますが、それを美しいと見抜く眼があったからこそ、田淵さんの作品は生れました。しかし当初は断片的な確信でしかなく、それを実証するには地道な努力が求められました。ひと窯焚いても、作品は一切採れずに全滅ということもあったと聞きます。窯の中の偶発的な物理現象を作品に取り入れているとは言え、それを狙う意識がなければ良い結果を導くことは出来ません。焼き物であることの意味。その痕跡の美への希求。その強い思いがあったからこそ、ここにあるのです。
香川県高松市の山間にある田淵太郎さんの工房。穴窯と呼ばれる直炎式の薪窯です。傾斜面に作られる半地下式の単室。炎のコントロールが難しく効率は劣りますが、その分個性的な作品が狙えます。焼成の写真(田淵さん提供)を見ると、噴き出す炎の激しさが伝わってきます。
白磁を窯変で汚すことは本来のセオリーから外れますが、それを美しいと見抜く眼があったからこそ、田淵さんの作品は生れました。しかし当初は断片的な確信でしかなく、それを実証するには地道な努力が求められました。ひと窯焚いても、作品は一切採れずに全滅ということもあったと聞きます。窯の中の偶発的な物理現象を作品に取り入れているとは言え、それを狙う意識がなければ良い結果を導くことは出来ません。焼き物であることの意味。その痕跡の美への希求。その強い思いがあったからこそ、ここにあるのです。
田淵太郎展 ~幽玄白磁~
2017年11月3日(金・祝日)~11日(土) 会期中無休
営業時間 11時~18時
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図
窯変白磁面取茶碗 径135 高さ110mm
田淵太郎プロフィール
1977年 香川県生まれ
2000年 大阪芸術大学工芸学科陶芸コース卒業
2007年 香川県高松市に穴窯を築窯
2017年 現在、同地にて制作
by sora_hikari | 2017-11-10 17:08 | 田淵太郎2017