「田淵太郎展 幽玄白磁」開催のお知らせ

「田淵太郎展 幽玄白磁」開催のお知らせ_d0087761_2331032.jpg
 窯変白磁花入 高さ280 径180mm

11月3日(金・祝日)から11月11日(土)まで開催する「田淵太郎展 幽玄白磁」のお知らせです。(※通常の会期と異なり、初日が金曜日、最終日が土曜日となっておりますのでご注意ください。)

墨絵のような花器と茶碗。香川県高松市の田淵太郎さんによる白磁の作品です。器物に直接火があたる穴窯で焼くことで、炎や降り注ぐ薪の灰による変化が加わり、人為的には作り出せない景色が描かれます。

白を美しく見せるには、雑分を限りなく除いて純度を上げる方法もあれば、敢えて白に濃淡を与えて、余白にその美しさを見る方法もあります。白には陰と影があり、茫茫たる諧調の中に、その真が潜んでいるのです。窯変した白磁は「墨は五彩を兼ねる」の例えのように、白から黒に至る変化の中にあらゆる色彩が広がり、深遠な世界に引き込まれるのです。森羅万象を表す幽玄の境地。そんな田淵さんの作品を「幽玄白磁」と称してみました。

今展では花器・茶器・酒器・食器・オブジェが並びます。いずれもひとつひとつに生命が宿る無二の器。どうぞこの幽玄白磁の世界をご堪能ください。店主

田淵太郎プロフィール
1977年  香川県生まれ
2000年  大阪芸術大学工芸学科陶芸コース卒業
2007年  香川県高松市に穴窯を築窯
2017年  現在、同地にて制作


田淵太郎展 ~幽玄白磁~
2017年11月3日(金・祝日)~11日(土) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
作家在廊日 11月3日
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

「田淵太郎展 幽玄白磁」開催のお知らせ_d0087761_23113443.jpg
  窯変白磁面取茶碗 径135 高さ110mm


by sora_hikari | 2017-10-30 18:07 | 田淵太郎2017

<< 「田淵太郎展 幽玄白磁」11/... 「梶原靖元・豊増一雄 二人展 ... >>