2017年 09月 29日
「 森岡成好 茶碗展 」 工人の美
「 森岡成好 茶碗展 」(~10/1迄)の7日目。会期はあと2日となりました。追加の茶碗が入荷しておりますので最終日まで十分ご覧頂けます。
今展の壺をご紹介します(売約品含む)。
森岡さんのお仕事の中で、壺の魅力は秀逸です。立ち姿と炎の痕跡。窯の炎の勢いを受け易い形状ゆえに、立面に焼きつく景色が倍加されます。大窯で焼くからこそ得られる結実なのです。
森岡さんの壺の姿は、中世の種壺や水甕、または八重山のパナリ壺のように、当時の無名の工人が作った暮らしの道具と繋がります。作者の意図よりも使うことを前提とした自然体な健やかさ。圧倒的な火力による窯変が、抑制をもって壺に溶け込むのは、欲張らない形が基本にあるからなのです。













今展の壺をご紹介します(売約品含む)。
森岡さんのお仕事の中で、壺の魅力は秀逸です。立ち姿と炎の痕跡。窯の炎の勢いを受け易い形状ゆえに、立面に焼きつく景色が倍加されます。大窯で焼くからこそ得られる結実なのです。
森岡さんの壺の姿は、中世の種壺や水甕、または八重山のパナリ壺のように、当時の無名の工人が作った暮らしの道具と繋がります。作者の意図よりも使うことを前提とした自然体な健やかさ。圧倒的な火力による窯変が、抑制をもって壺に溶け込むのは、欲張らない形が基本にあるからなのです。













森岡成好 茶碗展
2017年9月23日(土)~10月1日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図
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森岡成好 略歴
1948年 奈良県生まれ
1970年 米国で映画製作技術を学ぶ
1973年 和歌山県天野に築窯
1991年 ネパールヒマラヤに登頂
2017年 現在、和歌山県かつらぎ町にて制作
by sora_hikari | 2017-09-29 18:10