2017年 09月 27日
「 森岡成好 茶碗展 」 重み
「 森岡成好 茶碗展 」の5日目。今展の茶碗を写真でご紹介しております(売約品含む)。
森岡さんの茶碗の魅力は「焼き抜いた」結果に生れる芯の強さです。主とする南蛮焼締めは10日間をかけ、約30トンの薪を使います。ひと窯に入るのは6000点以上。蛇窯(鉄砲窯)と呼ばれる直炎式の穴窯から発する熱量によって土は芯から焼き抜かれます。その熱に原土、自然灰、形状、設置場所の変数が加わる事で個々の表情が生み出されるのです。軽やかな器が全盛の時代にあって、野趣に富む器。茶碗としての手取りを気になさる方もいらっしゃいますが、むしろその重量感こそが森岡さんのレゾンデートルであるとご説明しております。人物や装置ともにスケールが大きいからこそ手に出来る「重み」には説得力があるのです。
森岡さんの茶碗の魅力は「焼き抜いた」結果に生れる芯の強さです。主とする南蛮焼締めは10日間をかけ、約30トンの薪を使います。ひと窯に入るのは6000点以上。蛇窯(鉄砲窯)と呼ばれる直炎式の穴窯から発する熱量によって土は芯から焼き抜かれます。その熱に原土、自然灰、形状、設置場所の変数が加わる事で個々の表情が生み出されるのです。軽やかな器が全盛の時代にあって、野趣に富む器。茶碗としての手取りを気になさる方もいらっしゃいますが、むしろその重量感こそが森岡さんのレゾンデートルであるとご説明しております。人物や装置ともにスケールが大きいからこそ手に出来る「重み」には説得力があるのです。
森岡成好 茶碗展
2017年9月23日(土)~10月1日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図
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森岡成好 略歴
1948年 奈良県生まれ
1970年 米国で映画製作技術を学ぶ
1973年 和歌山県天野に築窯
1991年 ネパールヒマラヤに登頂
2017年 現在、和歌山県かつらぎ町にて制作
by sora_hikari | 2017-09-27 18:37 | 森岡成好2017