2017年 02月 23日
「 遠くの太鼓 」展 Sezuan Antiques & Art 岩橋直哉
「遠くの太鼓」(~2/26迄)の6日目。
本日ご紹介するのは、Sezuan Antiques & Art 岩橋直哉さんの選ぶ品々です。
昨年の「衝撃の美」に続き、今回も中心的役割を担ってくれました。岩橋さんにとって、「美」とは外形的な美しさではなく、自分の心を衝動させるものという基準で選ぶという話を聞いて、昨年の企画に繋がるのでした。
当初、岩橋さんの古物を見たときの印象は、捉えどころのない不可解さでした。いわゆる正統派骨董の流れでなく、また坂田さん以降の古道具とも繋がらない独特の見立ての世界。しかし決して奇をてらった感じでもなく、そこには民間信仰物を中心に一本筋の通った印象をもったのでした。
それは、まだ時代が価値を定義できていないもの。古今東西、新旧玉石混合ぶりに、「衝撃」と「鼓動」を感じ、さらにその先を見てみたいと思いが今展でも再現されました。
観賞とは、すでに確立された価値の追体験であるという言葉を聞いたことがあります。そう考えると岩橋さんの選ぶものは「観賞」という行為よりも、もっと能動的に「不条理の受容」という態度によって賛同できるのではないでしょうか。
本日ご紹介するのは、Sezuan Antiques & Art 岩橋直哉さんの選ぶ品々です。
昨年の「衝撃の美」に続き、今回も中心的役割を担ってくれました。岩橋さんにとって、「美」とは外形的な美しさではなく、自分の心を衝動させるものという基準で選ぶという話を聞いて、昨年の企画に繋がるのでした。
当初、岩橋さんの古物を見たときの印象は、捉えどころのない不可解さでした。いわゆる正統派骨董の流れでなく、また坂田さん以降の古道具とも繋がらない独特の見立ての世界。しかし決して奇をてらった感じでもなく、そこには民間信仰物を中心に一本筋の通った印象をもったのでした。
それは、まだ時代が価値を定義できていないもの。古今東西、新旧玉石混合ぶりに、「衝撃」と「鼓動」を感じ、さらにその先を見てみたいと思いが今展でも再現されました。
観賞とは、すでに確立された価値の追体験であるという言葉を聞いたことがあります。そう考えると岩橋さんの選ぶものは「観賞」という行為よりも、もっと能動的に「不条理の受容」という態度によって賛同できるのではないでしょうか。
遠くの太鼓
2017年 2月18日(土)~26日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時
※2/26(日)に再度出展者が在廊します。
Sezuan Antiques & Art 岩橋直哉
中川伸二 (コレクター)
吉原航平(画家)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図
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by sora_hikari | 2017-02-23 20:23 | 遠くの太鼓